対象:ペットの医療・健康
老犬の子宮蓄膿症予防のための避妊手術
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ずっと発情がなかったのに、突然また発情が回帰し、それがこれまで以上に出血がおおいだとか、出血量は変わらなくても期間がやたら長いなどという場合、すでに卵巣に嚢腫などのトラブルが起こっている場合が、とても多いのです。 これが、掛かり付けの先生がご指摘なさっている子宮蓄膿症に、繋がって行く可能性がとても高いのです。 ですから当院では、こういう場合は100%手術を行っています。
卵巣嚢腫(卵胞嚢腫や黄体嚢腫)はプロスタゲランディンという注射薬の投与で治療しますが、ワンちゃんは副作用として、この薬の持つ平滑筋収縮作用がとても強く出てしまいます。 使い慣れた先生でないと、いささか難しいので、繁殖用にとても重要なワンちゃんで、リスクを考慮しても、どうしても避妊手術を避けたいという場合に限られているのが実情です。
麻酔のダメージにつきましては、どのような麻酔薬を使って、何分で手術を終了できるのかなどで、ずいぶん変わってきます。 その病院その病院のダメージがあります。 最近では獣医麻酔法が発達して、本当に事故が少なくなりました。 麻酔のダメージよりも、緊急事態が生じた場合、どれだけ的確に救命処置が取れる体制になっているかの方が大事かも知れません。
評価・お礼
around40 さん
手術をするべきかどうかその事が毎日、頭の中で堂々巡りでしたが、先生の的確なアドバイスにより、決心が付きました。今月中に手術の日にちを決めることにしました。
どうもありがとうございました。ご親切に感謝致します。
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この回答の相談
今年の7月に11才になるシーズーのメス(出産経験は無く避妊手術もしていません)の事で相談です。
4,5年程前からはっきりとした発情がなく(ほとんど出血なく)、もう終わってしまったの… [続きを読む]
around40さん (東京都/40歳/女性)
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