対象:お金と資産の運用
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資産運用の考え方
らくべじさんへ
こんにちは。ファイナンシャルプランナーの上津原です。
ご質問に書かれていること、多くの方が経験されていることなのでよく分かります。
元本を取り戻すのがやっとような運用は、
運用前に「本当に長期運用に適しているかどうか」「一度に投資をしてよいお金か」ということを吟味することである程度防げます。長期的運用に適しているお金であっても、何度かに分けて投資することが大事です。世の中がよいときは一度に投資をするとよい結果が出るかもしれませんが、逆になったときは目も当てられません。分散投資の形をつくるのには、少なくとも1年、できれば3年以上欲しいところです。
タイミングが良かった悪かったという話もあるかもしれません。ただ、タイミングよく投資を始めても、成功体験が邪魔して売り逃すかもしれません。(私も失敗の経験があります) それに、世の中が不景気でもがんばって株価を上げている会社もあります。
保険について話をすれば、
私も「掛け捨て保険+資産運用」の形でご提案することがあります。ただ、お客様がリスクを自分のものとしてとらえられているかどうかが前提です。
資産運用を投資信託で行う場合、メリットがあるのは解約控除なしで運用期間にかかわらず数日で現金化できることです。(信託財産留保額が引かれる場合もありますが)
運用利回り3%は、諸外国の平均的なインフレ率に相当します。日本はここ20年ほとんど物価が上がっていないので、そこまで考える必要がないだけです。3%は、長期投資のお金のうち半分程度を日本国債などのリスクが小さいもので運用しても達成可能です。リスク資産を株式と外国債券だけで分散投資する場合は、大まかにいえば、2:3が一つの目安になります。
ただ、これまでお話したことはあくまでも理屈です。迷った場合は、リスクのとり方を控えめにしてください。
回答専門家
- 上津原 章
- ( 山口県 / ファイナンシャルプランナー )
- 上津原マネークリニック お客様相談室長
心とお金が豊かになるライフプランを一緒に作成しませんか。
「上津原マネークリニック」という名前には、お金の無理やストレスのない「健やかな」暮らしを応援したい、という思いがこもっています。お客様の「ライフプラン設計」を第一に、また「長いお付き合いを」と考え顧問スタイルでライフプランを提案します。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
こちらによく出てくる相談で、
積立式の生命保険や養老保険よりも、
生命保険は掛け捨てにして、自分で運用するようなコメントが付くと思います。
例えば、「年率3%で運用できた… [続きを読む]
らくべじさん (茨城県/35歳/女性)
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