対象:マッサージ・手技療法
体のかゆみについて
はじめまして、川井筋系帯療法の川井太郎と申します。
アトピーやジンマシンをはじめ、「かゆみ」が生じる原因はいくつかあります。
基本的に皮膚が健康で丈夫な状態を保つためには、適切な皮膚の新陳代謝が重要です。
今回のお子さんとお母さんの症状は異なるところもありますが、現在までの経過からすると皮膚の新陳代謝が悪くなって起こっていることが考えられます。
1、筋肉の過剰な緊張による血行不良
「身体のゆがみ」などによって身体各部で筋肉の緊張が多く筋肉が固い状態になると血管が圧迫されて血行不良が起こりやすくなります。そのため皮膚の新陳代謝(皮膚細胞再生)が遅く皮膚のガサツキなどが起こります。
2、栄養バランスが悪いこと
人体に必要な5大栄養素、すなわち、炭水化物、タンパク質、脂肪、ビタミン、ミネラルの摂取バランスが偏っていたりすると、人体組織の最外層まで十分な栄養が行き渡らず、皮膚の新陳代謝が遅くなります。肉、魚、豆類、野菜、フルーツを十分にバランスよく摂りましょう。
3、お風呂で体をうまく洗えていない
皮膚の新陳代謝は、皮膚表面に古い角質が残っていると下から新しい皮膚ができにくくなるとともに、風呂上りや寝ている時のカサツキ、かゆみの原因になります。
最近は保湿信仰が大きくなりすぎしまい、保湿剤の入った入浴剤や石鹸、ボディソープを使う方が多く、結果的に皮膚表面の古い角質が落ちていなかったり、体の表面に残った保湿成分が乾燥して逆にかゆみの元になったりしています。
保湿成分のあまり高くない固形石鹸で、布タオルでよく泡立て、しっかりと古い皮膚角質をおとして、石鹸のヌメリ(過剰な油分)も洗い流すようにしてください。
4、保湿クリームなど外用剤の使いすぎ
保湿クリームなどの外用剤を頻繁に使っていると、本来身体が出すはずの皮脂分泌能力が低下してきて逆に乾燥しやすくなります。
ご参考にしてください。
補足
以上、まず考えられること、そして是非改善していただきたいことを簡単に挙げてみました。
今回はアトピーではないということですが、
かゆみのメカニズムや皮膚の新陳代謝のしくみ、ステロイド剤や保湿剤の過剰使用による弊害、そしてこれらの改善方法をe-book「アトピー性皮膚炎改善7つの鍵マニュアル」として執筆し詳しくまとめてあります。
ご参考になれば幸いです。
「アトピー性皮膚炎改善7つの鍵マニュアル」
http://profile.allabout.co.jp/pf/kawaikinkeitai/column/detail/37211
*病院でよくならなかった肩こり・腰痛・慢性疲労・アトピーなど専門
体にやさしい骨盤ゆらゆら整体! 川井筋系帯療法治療センター
東京 横浜 船橋 さいたま新都心 名古屋http://www.kawaikinkeitai.co.jp/
回答専門家
- 川井 太郎
- ( 東京都 / あん摩マッサージ指圧師 )
- 川井筋系帯療法治療センター 院長
身体の歪みを改整してナチュラルヘルスケア&アンチエイジング!
首肩こりや腰痛、便秘、更年期障害、アトピーなどの諸症状を独自の身体分析法と手技施術で改善へ導きます。40年の実績がある独自の整体「川井筋系帯療法」は、東京、横浜、船橋、大宮、名古屋、札幌でこれまでに5万人以上の施術実績があります。
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この回答の相談
初めまして
ちょっと長い文章ですがおつきあい下さい
34歳女性の私と4歳の息子の体のかゆみについてです。
まず、息子は、2年ほど前から体のかゆみで寝付きが悪く、また夜も何度も起きるよ… [続きを読む]
eastanaheimroaさん (栃木県/34歳/女性)
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