対象:一般歯科・歯の治療
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晝間 康明
歯科医師
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親知らず抜歯の必要性について
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こんにちは,東京都立川市ひるま矯正歯科の晝間康明です.
親知らずは,3番目の大臼歯である事から第3大臼歯や智歯と呼ばれており18〜25歳くらいで萌出してきます.
現代人は世代が進むにつれて顎が小さくなってきていて,特にこの100年間での顎の細くなるスピードは早まっていると考えられています.しかし,歯一本一本の大きさは鎌倉時代からあまり変わりないため顎の骨の中に歯が入りきらなかったりデコボコになったりしています.
進化の進んだ方たちは,歯が小さくなってきたり(矮小化),歯の本数が減少する傾向にあります.
その中で親知らずは最も退化傾向(無くなる傾向)の強い歯です.
親知らずは上下左右に4本存在するはずですが,全て存在する人は少なくなってきており,真っ直ぐ生える事ができる人はほぼ皆無です.
もし,おじおじさんの親知らずが真っ直ぐに生えていて,さらに噛む相手の歯(対合歯)も真っ直ぐに生えていてきちんと噛めるのであれば,親知らずと言えども大切な歯ですので治療をしてもらって保存をした方が良いと思われます.
一方,おじおじさんが例え邪魔に感じていなかったとしても歯科医師が専門的に判断して親知らずが斜めに生えていて歯が磨きにくい状態であったり,噛む相手の歯がなかったりするのであれば将来的に虫歯を重篤化させたり歯周病になる可能性が高いので,口腔内全体の予防的な意味もこめて抜歯をされた方が良いのではないかと考えます.
最終的な判断は,噛み合せの状態や親知らずの生えいる角度により大きく異なりますので,この質問だけの情報で判断する事は不可能です.
おじおじさんは,親知らずを抜く場合のメリットと保存する場合の注意点などを担当歯科医師から良く聞き理解されてからの抜歯が良いと思われます.
以上,参考になれば幸いです
評価・お礼
おじおじ さん
ご回答ありがとうございました。
先生のおっしゃる通り、もう一度担当の歯科医師
と相談をし、メリットとデメリットをを総合的に
判断した上で、結論を出したいと思います。
ありがとうございました。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
先日歯科検診を受けたところ、親知らずに軽度の虫歯が見つかりました。
簡単に治療が出来るけど、要らない歯だから抜歯しましょうと勧められました。
歯並びは悪くないので、親知らずが邪魔に感じたことはありません。
本当に抜歯した方が良いのでしょうか?
おじおじさん
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