法人成りのメリット・デメリット - 木下 裕隆 - 専門家プロファイル

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法人成りのメリット・デメリット

2006/02/15 15:04

個人事業を法人化することを法人成りといいますが、ある程度個人で所得が出るようになると、次のような法人成りのメリットが出てきます。
>''<法人成りの主なメリット>''
1実質的な税負担の軽減
2信用力の増加
3社会保険の加入
4自分に対する退職金の支給
5生命保険料の損金算入
<
''1について''
仮に個人で1,000万円の事業所得があるとすると、所得税等の税負担は、おおまかに言って約30%の税負担となります。
では、法人成りして法人から給与という形で1,000万円を自分に支払うとどうなるでしょう。この場合、個人では給与所得となり、給与所得控除が認められ((平成18年4月1日以降開始する事業年度から、一定の同族会社に該当する場合には、この給与所得控除相当額が法人の所得に加算される予定です。))、税負担は約20%に下がります。

''2について''
一般的に、個人よりも法人の方が対外的な信用力が大きいと思われます。

''3について''
法人に新たな保険料負担が生じますが、労災保険や厚生年金保険などに加入できます。

''4について''
個人では自分に退職金は出せません。法人では将来、自分に退職金を支払うことができます。

''5について''
個人では生命保険料を支払っても、最大10万円の保険料控除しか受けられません。法人では保険種類に応じて、一定の支払保険料が損金になります。

逆にデメリットとしては、次のようなものがあります。
>''<法人成りの主なデメリット>''
1設立登記費用がかかる
2複式簿記による記帳等の会計事務の増加
3交際費の一部が経費とならない
4赤字でも最低7万円の地方税負担がある
<

回答専門家

木下 裕隆
木下 裕隆
( 東京都 / 税理士 )
木下裕隆税理士事務所/有限会社TAC 有限会社TAC代表取締役 税理士・CFP
03-3637-7330
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。

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平成21年に事務所を新築し、今までの敷居の高い税理士事務所のイメージを取り払い、気軽に来ていただけるよう明るいカフェのような事務所作りを目指しました。独立開業・法人設立から相続・事業承継まで、どんな些細なことでもお気軽にご相談ください。

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この回答の相談

いま、SOHOで仕事をしています。個人事業よりも、法人化したほうが節税になると聞きますが、本当でしょうか。それぞれの納税の違い、メリット、デメリットを教えてください。

※この質問は、ユーザーの方から事前にいただいたものを、専門家プロファイル が編集して掲載しています。

All About ProFileさん

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