対象:矯正・審美歯科
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山内 浩司
歯科医師
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黒ずんだ歯を白い歯に・・・
歯の神経とよく称される部分は歯髄といいます。歯髄は歯根の先端の根尖孔という穴で身体と交通しています。歯髄は神経だけではなく血管も含まれており歯質に栄養や免役力も供給しています。この歯髄を取ってしまった歯を無髄歯あるいは失活歯といい、経時的には歯自体が変質してきます。その兆候の一つの現象として歯が黄色や黒色に変色してきたり、歯質が脆くなってきてしまいます。ではこの黒ずみをどのように白くするのでしょうか、、、
メソッド1:ウォーキングブリーチ法(写真は左上門歯をこの方法で漂白した症例です)
黒ずんだ失活歯の元々神経を取るために削った裏側の部分に漂白剤を入れ、数日から数週間で歯の色を白くする方法です。メリットは歯の削除量が少なく、もともとの歯の形を維持できる事です。デメリットは色の後戻りが時間と共におこることと、脆くなってしまった歯の補強は出来ない事です。
メソッド2:審美修復
セラミックスクラウンなどを被せて、歯の形態や色調を好みに合わせて再構築する方法です。
メリットは、かなり自由度の利く色や形の選択が出来ます。また、正しい施術をしていただけば脆くなった歯質の補強も可能です。デメリットは歯をたくさん削る事です。
以上、主な方法を載せておきましたが、歯の治療はそれぞれ個々人の価値観に合ったものを選択して頂きたいです。かしまし様におかれましても幾つかの選択肢を提示していただき、それぞれのメリット・デメリットや費用、将来性などを考慮し、納得の上治療にお臨みいただけるとよろしいでしょう。
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この回答の相談
10年ほど前に神経を抜いた前歯2本が黒ずんできているため、白くしたいのですが、
どんな方法がありますか?
かしましさん (北海道/38歳/女性)
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