法律の問題ではなく、企業間の問題です。

おぷくさん:
はじめまして。感動コミュニケーションズLLPの小松崎浩司と申します。

さて、派遣の方が派遣先企業に採用されない、との件ですが、多分「派遣元と派遣先とのしがらみ」の万代だと思います。

派遣先でいくら「この人を社員として採用したい」と思っても、簡単に「はい、採用。」というわけにはいかないのです。

理由は、派遣元(派遣会社)から人を引っこ抜くことになるから。
派遣会社は人を派遣することでお金を得て商売をしています。そのキャッシュフローを断ち切り、さらに有能な人材を横取りすることになるので、企業同士の付き合いとして、大変なことになります。

ですので、通常その人が欲しい場合は「紹介予定派遣(人を紹介するのを前提とした派遣契約)」という形をとって、「○ヶ月間(最長半年)派遣として使用してみて、社員としてほしいと思ったらその人をいただきます。頂くときには派遣会社さんに○○円支払います。」という派遣契約を結ぶのです。
お金と引き換えに人材を確保する。ビジネスの世界ですから、キャッシュが動くのは当然です。

そこで、おぷくさんの派遣先がおぷくさんを獲得するためにそのお金を支払ってくれるか、というのが問題となります。それが支払えるのであれば、すべてが丸くいく、ということになります。

以上の説明で、どうして上司の方がそう言われたのか、なんとなくご理解いただけたでしょうか?派遣元⇔派遣先の関係は互いにいい関係を継続したいので、そういう回答をされたのだと思います。

では。