2世帯住宅について

はじめまして。　サカイデザインネットワークの酒井と申します。

2世帯住宅は、ご自身のご両親、また旦那様のご両親、どちらと住まうかにより若干住まいのあり方が違ってくるように思います。　そしてたぶん、ご自身のご両親との2世帯住宅であれば、いろいろな部分で合理的な、共用できる住まいのプランが考えやすいのですが、今まで一緒に暮らしたことがない旦那様のご両親との2世帯住宅となると、家事を担当する比重が大きい奥様が多々気をつかうことを考慮すると完全分離型の住まいとなるかもしれません。　

一緒に住まうご家族とお互いのライフスタイルについて気楽に話し合う場をつくり、共用できるスペースができれば、新築時の建築コストにもメリットが生じます。　とくに水廻り(キッチン、風呂、洗面など)が完全分離型の場合は2世帯分つくることになりますので、単純に考えれば2件分の費用がかかるわけです。　せっかく両親とのコミュニケーションを考え2世帯住宅にしたのに、完全分離型でほとんど一緒に食事もしない、というような悩みをお聞かせいただいたケースもありますので、新しい住まいでの暮らし方についてまずシミュレーションし住まいのプランに反映させることが大切だと思います。

建築コストは私が手掛けているような「分離発注方式」により資材や施工について工夫をすれば坪単価60万以下で設備機器や特注家具まで含んだ建築は可能ですが、それでも45坪の建築費用は最低2600万程度はかかると予測され、その他に設計費用や消費税などが必要になりますので、もし45坪をキープする場合はプラス予算を考えることも現実的だと思います。　そして、プランの工夫や予算の削減などより良い計画を進めるためにも、建築家をまじえてご計画を進めることにメリットがあると思いますので、このAllAboutを活用して建築家とコンタクトをとってみるもの良いと思います。

参考になりましたら幸いです。