対象:ペットの医療・健康
RE:これって分離不安?
分離不安とは、孤独にされた動物が不安や過剰な苦痛の症状を示すことを言います。イヌは社会的な動物なので、仲間から急に離されてしまうと苦痛を感じます。その症状として、飼い主と離されたときにのみ見られるトイレ以外での不適切な排泄、破壊行動、無駄吠えや遠吠えや、嘔吐、下痢、流涎といった生理的な症状が挙げられます。
留守中、ペットシーツを破る以外で上記の行動が見られる場合は分離不安であると考えられます。
ただし、上記が飼い主のいる前でも見られる場合は、分離不安ではない可能性が高いので注意が必要です。
これらの徴候がない場合、ケージ内に閉じ込められているストレスからトイレシーツを破っている可能性もあります。
ケージ内に、留守番を楽しめるおもちゃやおやつはご用意していますか?5ヶ月齢のイヌは特に活動性があり、刺激のない生活では欲求不満になり問題行動を起こしやすくなります。コングやバスターキューブといったイヌが頭を使って遊べるおもちゃを提供し、トイレシーツの変わりに夢中になれるものをつくってあげましょう。
また、留守番の前にはよく運動をさせ、留守中疲れて眠っていられるようにするのも一つの方法です。
無視をするべきなのは外出時と帰宅時であり、その時の過剰なあいさつは不安を増大させます。出発時は不安を抱かせないようにそっと出て行き、帰宅後はイヌの興奮が落ち着くまで10分から15分は無視し、落ち着いたらやさしくあいさつをしましょう。
まずは、留守番時の環境を再確認しましょう。それでも、それらの行動が見られる場合は専門家に相談することをお勧めします。
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