対象:住宅設計・構造
森岡 篤
建築家
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北側道路のメリットもあり
ayasyoryuさんこんにちは
パルティータ建築工房の森岡です。
南側に2階建てが建っていると、日当たりが悪く感じますよね。
でも、見られたのは11月下旬ということで冬至まで1ヶ月弱、1年の内かなり日当たりが悪い時期で、これから夏に向け日当たりが良くなり、夏至には敷地のかなりの範囲に日が当たります。
土地を探す時は、隣地に建物が建っていなくても、いずれ建つということで、全て建物がある条件で比較する必要があります。
そうすると、同じ面積、同じ用途地域で今回の土地より日当たりが良いのは、南側道路となります。
では、南側道路の敷地でないと、日当たりの良い家はできないかというと、必ずしもそんなことはないと思います。
南側道路は一般に評価は高いでしょうが、北側は隣地のため北側斜線による建物形状の制限を受け、北境界線から離し建物を南に寄せることが多いです。
北側道路の場合は、北側斜線は道路の反対側からとなるので、南側道路の場合より緩和され、2階建ての十分な高さで北側に寄せて建てることができます。
又、庭が道路に接しないので、プライベートで落ち着いた庭が作りやすいようなメリットもあります。
私は、建物配置と吹き抜け等の工夫で、明るい家ができると思います。
高い窓には十分日が当たるので、トップライトは注意して採用する必要があります。
北側の高さ制限が楽なことから、1階床をある程度上げることはでき、それなりの効果はありますが、対費用効果と使い勝手の問題ですね。
問題は、建ぺい率、容積率からの面積がこれで良いのかというところが一番大きいように思いますが。
参考にしていただけたら幸です。
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