対象:住宅設計・構造
森岡 篤
建築家
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まず、子供の躾、親のイメージ
パルティータ建築工房の森岡です。
子供部屋の目的とは、子供が健全に成長することに尽きるでしょう。
そのためには、親と子供のコミュニケーションを絶やさないことが大切です。
親子のコミュニケーションのために、家を、子供部屋をどのような作り、構造にするか、ということになります。
一般的には、今までの孤立型の子供部屋から、幼少時はできるだけ家族と過ごし、子供部屋はできるだけ家族の集まるところから気配を感じるような関係にするのは、良い方向といえるでしょう。
しかし、このような構造にすれば、必ず子供が健全に育つ、というわけではありません。
重要なのは、あくまで「親子のコミュニケーション」であり、子供の躾です。
そのために、どのような子供室の位置付けがふさわしいか、という順で決まってくるものだと思います。
上の例と違う作り方で、立派に育った子供はたくさんいます。
建主の方が、幼少から成人になるまで、子育てをイメージし、建築家に情報を提供してもらい、話し合いながら決めていくのが良いと考えます。
もう一つ、考えておかないといけないのは、ライフスタイルが多様化し、結婚しない若者が増えていることです。
成人したら、独立して家から出る、と決めることも一つの方法ですが、家に居続ける場合、小面積の子供部屋と別の場所が必要になることがある(二世帯とも違う)可能性も考えておく必要があります。
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この回答の相談
家の新築を考えていますが、子ども部屋をどうしようか迷っています。
部屋の広さや位置など、どういう点に気をつけたらいいのでしょうか?
いいアイデア・実例があれば教えてください。
※この質問は、ユーザーの方から事前にいただいたものを、専門家プロファイル が編集して掲載しています。
All About ProFileさん
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