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対象:住宅設計・構造

本田 明

本田 明
工務店

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原則的には&実務的には

2008/11/16 22:31
(
4.0
)

あまりレスが付かないようなのでとりあえず書いて見ます。
他の設計者の方と意見が分かれるかもしれませんし、
その地域の実情もわかりませんので、
他に回答が出てくればそちらの方を参考にして下さい。

A.原則的には、お勧めできる方法ではありません。
擁壁に対する考え方は、
Q&Aのhttp://profile.allabout.co.jp/ask/qa_detail.php/23712
にありますので、ご覧下さい。

B.実務的には
「市の特例で土留めとしてブロック3段、のり面30度以下ならよい」
というのは、中々実情と原理双方をにらんだ、
実情を勘案した、大岡裁きのような、基準だと思いました。
ここまで位ならしょうがない最高限度という感じです。
宅地造成する開発業者の設計がこれでOKとはならないと思いますが、
自宅の敷地を少し直している場合や、昔からある敷地では、
これくらいは大目に見てもいいかな、という感じです。

そういう私見を元にしてみると以下のようなお答えになります。

1.についてはOKのようなきがします、
但し切ったブロックの天端から水が浸透しないようにちゃんと
モルタル等で補修すべだと思います。
2.については良くわかりません。
一般的には既製品のL型擁壁が良いように思うのですが・・・
3.については、合筆することと建築基準法の敷地を一つにすることとは
全くまったく別の次元の話です。
合筆する前の敷地とその上に立つ建物とが建築基準法上合法であれば、
合筆しようとする場所は、基準法上の敷地として加える必要はありません。
そのことは、合筆しようがしまいが、建築基準法的には関係のないことです。
但し、「建築基準法上関係のないこと」と、
その敷地が安全であるかどうかということは、別の問題です。
いくら資金がないといっても
建物の下の地盤が崩れれば元も子もありません。

ご質問の内容は、
お近くの、ちゃんとしたの構造を知っておられる方に
現地を確認していただいて、調査もしないと
答えの出ないような問題だと思います。

評価・お礼

ヒロタ さん

詳しくご回答頂きありがとうございました。私もブロックでやりたいという訳ではありません。参考Q&Aに「既製品のL型擁壁が、コスト的には最も安い」とありましたので、そちらも考えてみたいと思います。

(現在のポイント:-pt このQ&Aは、役に立った!

この回答の相談

建替え時の擁壁の構造確認

住宅・不動産 住宅設計・構造 2008/11/12 22:48

道路面がコンクリートブロック壁(最大11段)の中古住宅に住んでいます。敷地地盤は道路から0.8〜1.6m高くなっていて、ブロックの4〜8段目まで土圧がかかっています。建物の傷みが激しいため、建… [続きを読む]

ヒロタさん (神奈川県/50歳/男性)

このQ&Aの回答

現状は大変危険 森岡 篤(建築家) 2008/11/17 10:36

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