タワーマンションのメリット・デメリット

こんにちは。
不動産コンサルタントの鎌倉靖二です。

まずはタワーマンションのメリットデメリットをあげてみましょう。

<メリット>
・とにかく立地や環境がよい場合が多いです。
・上層階は眺望がよく明るいです。低層階部分も比較的周辺建物が
接近していないので明るいです。
・周辺建物が近接していないのであまり視線を気にせずカーテンを
開けたままにできます。
・総戸数が多いのでフロントサービス、ゲストハウス、保育施設、カフェ、
各階ごみステーションなどがあり、共用施設が充実しています。
・エリアのシンボルとなっているマンションが多く、そこに住んでいるという
優越感があります。
・北向きでも明るいことが多いです。

<デメリット>
・エレベーターの待ち時間が普通のマンションより長い。
・新聞を取りに行ったり、忘れものをして取りに帰ったり
するときなど時間がかかります。
・洗濯物や布団を干すのが管理規約や天候状態によって制約されます。
・免震構造なのでけっこう揺れます。
・開けられないFIX窓が多いです。
・南向き上層階の窓際は夏の日差しがかなりきついです。
・建物を維持するための大規模修繕費用の負担が大きくなることが
予想されますし、修繕実施に向けての合意形成が難しいのではないかと
思われます。

同じマンション内で間取りや広さにバリエーションがある場合は、
居住者の家族構成や年齢層にばらつきがでます。
低層階の比較的狭い部屋だと賃貸に
出されることも今後多くなってくるでしょう。
そういった意味では、管理組合の運営がとても大事ですし、
資産価値を維持するための一層の努力をし、
居住者全員が真剣に考えないといけませんね。

タワーマンションを選ぶときは、「住まい購入条件の優先順位」を
もう一度再確認して、家族会議を開かれてはいかがでしょうか。
住まいは他人が何と言おうと家族みんなの価値観が優先されるべきですから。