対象:住宅設計・構造
本田 明
工務店
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図面の内容を何処まで正確にお伝えできるか
今回ご質問の場合、多分ちゃんと図面を見ればその寸法になっていると、
住宅メーカー担当者は説明できるでしょう。
平面詳細図or建具表or
平面詳細図に載っている建具の記号を仕様書又は規格商品サンプル帳
で確認すれば、必ずどこかに600mmという寸法は掲げられていると思われます。
事前にちゃんとそのことについて説明したか? については、
メーカー担当者とお客様の間で認識の相違があると思われ、
結局水掛け論になってしまいそうです。
そのような水掛け論を無くすために契約書というものが存在するので
生命保険の約款を読んでいないといってもどうしようもないように
今回の場合、最終的には契約書に添付された設計図でそのようになっている、
といわれれば、致し方ないのでは、と思います。
ご質問のようなことが起こらないように
図面の内容を何処まで正確にご理解頂ける様に、説明できているか。
というのは、常々悩む所です。
ちゃんとお伝えするために、
図面だけでなく、商品カタログ、現物サンプルを確認していただき、
空間の大きさや雰囲気を確認していただくために水周りのショールームや、
実際に施工した建物などにも、私は必ずご同行頂いています。
それでも、建物が出来上がってくると、
思いもよらない、お客様からのご意見があったりして
苦慮したりするものです。
大手住宅メーカーなら、住宅展示場という
本当にちゃんと見ようとするお客様と正確に説明出来る担当者さえいれば
ほとんどそのような誤解がなくなりそうな施設があることは
私共小さな田舎町の工務店としてはうらやましい限りです。
お客様が、住宅にどのような知識や理解、問題意識を持っておられるか
というこを、正確に探るのが、打合せ担当者としての腕ですが
私自身、新たなお客様に対して試行錯誤の繰り返しであるのが現状です。
ご期待の回答ではなかったかもしれませんが・・・
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