中西 典子
しつけインストラクター
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私自身が感じること
アルファシンドロームという言葉は知っていますが、
私自身、本当のところはきちんと理解できていない気がします。
なので、問題行動改善の仕事でお客さま先に伺い、
感じていることを書きます。
実際、愛犬の足を拭こうとする、寝ているところを動かす
程度のことで噛まれて流血している飼い主さんたちがたくさん
いらっしゃいます。
足を拭く程度のことでしたら、それほど犬に嫌な思いをさせる
訳ではないと思いますので、なんでなんだろう?と疑問に思います。
そういう愛犬と飼い主さん場合、決まって、犬が嫌がることは
ほとんどすべて、やろうとすると噛まれたり、威嚇されたり
してしまいます。
他人がやると、やらせてくれる場合も多いです。
それって、どういう意味なのでしょう?
我が家の群は、4頭のシュナウザーと私という構成です。
決して特別に穏やかな性質の子ばかりだとは思えませんが、
足を拭く、寝ているところを動かす、爪を切る、耳を掃除する
歯を磨く、目薬をさす、注射をする、トリミングをする、
彼らに対してできないことはありません。
私は自分が犬たちから一目おかれている、と感じることがあります。
ボスだと実感することも、多々あります。
そう考えると、「アルファシンドローム」という言葉を
ただ否定する気にはなれなかったりします。
もちろん、アルファシンドロームは、犬の問題ではなく、
まったくもって飼い主さんの問題だと思いますので、
「アルファシンドロームと呼ばれる犬を作り出してしまう
飼い主さんシンドローム!」
と呼ぶ方が、私にはしっくりきます。
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この回答の相談
イアン・ダンバー、テリー・ライアンなど日本でも著名な行動学者やトレーナーは、今は「アルファシンドローム」という考え方に否定的な意見のようですが、実際のところはどうなんでしょうか?先生方はどうお考えですか?
わらびもちさん
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