対象:住宅設計・構造
フローリング、フロアーともピンからきりです。
無垢フローリングも、既成のフロアーもピンからきりです。
普通のフロアーがどれ位のものをさしておられるのかは分かりませんが、
私が一般的に使っているのは材料代だけで坪8,000円〜のものですが
こだわらなければ、安いものはまだあります。
ただ・・・安ければ安いほど、表面に張ってある単板が薄くなり、
傷やへこみなどに弱いものになります。高ければ高いほどその対策が
施されていたり、無垢板までは行かないですが、表面の単板が厚いもの
を使っていたりします。
安い無垢材は、最近では中国や東南アジア系のものがありますが、
フロアーも安ければ安いほど、乾燥状態が悪かったり、反ったり、
寸法精度が悪かったりすることもあります。
私の自邸でも、キッチン部分には、ケンパスという
硬木を張ってありますが、硬いため若干施工の手間がかかりましたが、傷、
へこみに対しては有効ですし、高級感があります。
ちなみに、自邸の寝室、子供室にはレッドパインのフローリングを張ってありますが、
こちらは逆に針葉樹の為、柔らかく、ものを落としただけでへこみますし、
未だに乾燥が進んで少し目地にすきまが生じています。またオスモを塗ってある為、
何年かごとに塗り重ねをしなければなりません。
ただ、それが無垢のフローリングの良さであり、メンテをすることによって、
家への愛着がわきますし、家を大切にしようという思いもわくと思います。
広葉樹に比べ軽く、また施工性も良い為、手間的には若干安くなるかと思います。
無垢材もピンからきりですが、坪当り10,000円台の物もありますしそれ以上のものは
数多くあります。ただ、上記のように既成フロアーと違い、無垢フローリングは品質に
ばらつきがありますし、自然のものですから、安ければ良いというものではない
ので注意が必要です。工務店さん、大工さんとよく相談してみてはと思います。
補足
ちなみに・・・無垢を張ると、表面に塗装をかけないといけない場合が多いので、それらの費用も見込んでおく必要があります。
既成フロアーと無垢フローリングの施工コストの比較ですが、その仕様にもよりますが施工手間は若干コストがあがる傾向にはあります。使う釘や接着剤(接着剤を使わないこともあります。)も変わる場合もありますので、そのコストの差額も出る可能性があります。詳しくは、設計士さんに御確認くださいませ。
ご参考なれば幸いです。
回答専門家
- 浜田 肇一
- ( 福井県 / 工務店 )
- 濱田建設株式会社 代表取締役専務
パッシブZEHで、エコで長期に快適に暮らせる住まいを
福井県・滋賀県近郊で、パッシブデザインのZEH住宅を手がける設計工務店です。時を経てライフスタイルが変化しても、各空間の用途を自在に変えられるのが大きな強み。自然エネルギーも最大限に活用し、低コストでエコな暮らしをサポートします。
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この回答の相談
はじめまして、こんにちは。
現在新築建築予定の者です。現在、まだ打ち合わせの段階ですが、床材をリビングだけでも無垢材にしたいと考えています。担当の設計士さんは、「クレームになるから絶対お勧… [続きを読む]
yyhmさん
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