対象:住宅設計・構造
地盤調査をお勧めします。
こんばんは、浜田と申します。
今週、私のコラムでも書かせて頂きましたが、
地盤調査は、低層住宅の場合、地耐力を調べる事も重要ですが、
不同沈下を起きないように、バランスの良い地盤かどうかを調べる事
も重要です。
http://profile.allabout.co.jp/pf/hamada/column/detail/38903
一般的に、低層木造住宅では、スウェーデン式サウンディング試験が良く採用されます
が、これは、低層木造住宅では地表面から2m程度の地盤の硬軟が支持力に大きく
影響するという理由から、スウェーデン式サウンディング試験でも判定可能であるという
考えから採用されています。
実際に、スウェーデン式サウンディング試験では、
スクリューポイントを重りを載せながら、回転させその回転数で
地盤の状態を確認するという、簡易的なものです。
ですから、実際の土の状態種別、正確な地耐力を確認するのは難しい
調査です。ですので、どの様な規模、構造、階数、敷地状況によって、
調査方法の選定をしなければなりません。
地盤は奥が深いですから、建築家、工務店さんにご相談をされる事をお勧めします
尚、地盤保証までかけられるとベストかと思いますので、ご検討頂ければと思います。
(保証内容にも色々ありますので、建築家、工務店にご相談をされる事をお勧めします。)
ぜひ、お隣様ご近所様から、地盤調査結果をお聞きになると参考になるかと思います。
地盤調査、不同沈下については、こちらをご参考にしてください。
http://www.j-shield.co.jp/ground/default.htm
ご参考になれば幸いです。
補足
住宅瑕疵担保履行法に付きましては、こちらをご参考にしてください。
http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/jutaku-kentiku.files/kashitanpocorner/pamphlet.pdf
姉歯問題で、現在訴訟問題となっておりますが、その関係で、
制定されました。
今まであった品格法(住宅の品質確保の推進に関する法律)で
雨漏れ、構造体について瑕疵担保責任を10年としていましたが、
これが守られず、姉歯問題のように国が提訴されてしまう事態に
なった為、国がこの10年の瑕疵を確実に履行させる為に
新に制定されたのが、住宅瑕疵担保履行法です。
大概のメーカーさんや工務店さんで、保証会社に登録されて
おられると思いますが、保証をかける場合は保証料や検査料が
掛かってきます。一般的には、
見積の中の工事原価、諸経費に含まれていますので、
業者さんにご確認下さい。
ただ・・・現時点では、任意ですので、業者さんに
保証をかけておられるかどうか確認された方が
良いかと思います。来年10月には、施行されますので、
それ以降に引き渡した物件は、法的に対象となりますので、
注意が必要です。
もうすでに、 4社の保険法人、財団法人住宅保証機構、
住宅あんしん保証 、ハウスプラス住宅保証、日本住宅保証検査機構
が認可されておりますので、供託以外は、こちらの保険法人で
保証を掛ける事になります。
詳しくは、建築家、工務店、メーカーでご確認下さい。
ちなみに、私は、ハウスプラスさんで掛けています。
御参考まで。
回答専門家
- 浜田 肇一
- ( 福井県 / 工務店 )
- 濱田建設株式会社 代表取締役専務
パッシブZEHで、エコで長期に快適に暮らせる住まいを
福井県・滋賀県近郊で、パッシブデザインのZEH住宅を手がける設計工務店です。時を経てライフスタイルが変化しても、各空間の用途を自在に変えられるのが大きな強み。自然エネルギーも最大限に活用し、低コストでエコな暮らしをサポートします。
(現在のポイント:-pt)
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