対象:投資相談
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吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
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外国債券の購入の際の注意事項です
おかあさん 様
初めまして、オフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
外国債券をお考えの由、ご購入に当たっての注意すべき点をお知らせします。
利率が良いものと書かれていますが、利率が高いものはリスクも大きいことをご認識ください。
利率は当該債券の通貨に対して掛かるものです。債券ですので償還まで保有されれば元本が確保されますが、その際にご購入時より円高の場合には為替差損が発生します。
新興国で利率が高いものは通常インフレ率が高い国の通貨になりますので、当該通貨に対して円高になる可能性が高くなります。
発行国によっては流通量が少ないことにより流動性リスクが高くなります。
これは償還前に、換金のため売却しようとされた場合買い取り先が無くて、売却できないというリスクです。
為替手数料をご確認ください。通貨によっては為替手数料が高いため、実効利率が大幅に下がります。手数料比較は下記のコラムを参照ください。
外貨の交換手数料と比率
http://profile.allabout.co.jp/pf/officemyfp/column/detail/19179
なお、外国債券(シティーグループ国債指数)の過去のリターンとリスクを記します。
1970年から2007年までの456月次での、リターンの幾何平均は3.8%で標準偏差(リスク)は10.5%でした。
これは単年度の収益結果の68%が-6.7%〜14.3%の範囲になり、2標準偏差のケースでは-17.2%になる可能性があったということです。同期間の国内債券のリターンが6.3%で標準偏差(リスク)が3.8%でしたから、国内債券に比べリスクは高いことをご理解ください。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
老後のために投資信託を買ってきました。
インフレリスクに備えるつもりでしたが、
情勢が変わり、しばらく不況が続くようですね。
なので、外国債券も考えてみようかと思っています。
(日本国債は多少保有しています)
利率はいいようですが、購入に当たっての注意点や
リスクなどについて教えてください。
おかあさんさん (神奈川県/51歳/女性)
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