対象:事業再生と承継・M&A
一番大切なのは、社長の経営の魂を伝えること
事業承継において大切なことは、後を継ぐ者にとっては事業は継続しているものであり、それよりも経営者としてどうあるべきかを理解することが大切になります。
現在の事業は、社長であるお父様の価値、感性によって成り立っています。
社員ももちろん社長の事を見ています。そして息子さんが後継者として会社に入ってくることがわかると、社員は期待してくれる反面、仕事は自分達の方が知っているという気持ちがあります。
大手の印刷会社に修行に行くというのは、業界や仕事を覚えるのには良いかもしれませんが、絶対に必要な条件というわけではありません。
手法的なことは、学ぶ必要や気があれば、いつでも手に入れることは出来ます。
社会に出て最初の会社で学ぶことは、けっこうそれが考えのベースになってしまうこともあるので、自分の会社とはちがうという意識も必要です。
若いうちは、自分が正しいと思うことは、それを通して行きたい気持ちが強くなるものです。
これが会社に入ってすぐに出てしまうと、社員は反発してしまいます。好意的に迎えようという気持ちも消えかねません。
私は自分の経験上からも、社長であるお父様の価値観、そして企業家としての想い、魂をうまく引き継いでもらえるような流れを考えてみてはいかがかと思います。
形よりも、人として、経営者として、人の上に立つということは何なのかをテーマに考えていただくことが良い結果に結びつくポイントであると思います。
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私で2代目となる印刷業を営んでおります。紙からインターネットへの変化もあり、最近ではWebサービス事業なども手がけ、経営状態はまずまずといった形で推移をしております。
私に… [続きを読む]
All About ProFileさん
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