対象:コーチング
ストレスはコントロールできるものです
まずストレスとは、誰にでも備わっている生体反応、と考えてみてください。
つまりストレスをマネジメントする、ということは、自分自身をマネジメントする、ということと、ほとんどイコールなのです。
「ストレスとは、周囲に起こった出来事に対して、人の心身がその状態に適応しようとエネルギーを発生している状態である」 これは、カナダのストレス学説の提唱者、ハンス・テリエの言葉です。
そのエネルギーのレベルがどの程度のものなのかを知り、それに対する自分の反応を知ることで、自分がどういう状態なのかを知ることができます。これがストレスマネジメントの第一歩です。
「ストレスがない」と「エネルギーレベルが低い」は同義語なので、やる気が起きなかったり生産性が低かったりします。
適度なストレス状態は、やる気を起こさせたり、集中力を高めたりします。
ストレスによる負荷が大きすぎる場合は、心身に様々な弊害が出てきたりします。
どの状態が最適な状態なのかは人によって違います。Aさんにとっては、「1週間後の締切」は適度なストレスで、それに向けてやる気が出るものであっても、Bさんにとっては大きすぎる負荷になってしまう場合があるのです。
ですから、自分にとっての最適な状態とはどういう状態なのか、負荷がかかり過ぎた場合に、心身にどういう症状が出るのかを普段から意識してみてください。
そして、ストレスを引き起こす要因(ストレッサーと言います)を特定できれば、対処法は、ストレッサーそのものをなくすか、変えるか、自分(の意識や立場)を変えるかの3つです。
職場においては、上司や同僚をなくしたり変えたりすることは容易ではないでしょうから、自分の意識の持ち方を変える方がより生産的でしょう。
自分の心身の状態にこれまでより少し意識を向けるだけで、ストレスマネジメントは可能です。
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今、人材紹介会社で勤めているのですが、非常にストレス耐性が求められる職場環境です。入社前から、そのような仕事であることは人事担当から聞いてはいたのですが・・・。実際社内では、… [続きを読む]
All About ProFileさん
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