対象:お金と資産の運用
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吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
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国内外の分散投資をお勧めする考え方・根拠です
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ミラン 様
初めまして。オフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
このように世界経済がグローバルなつながりの中でこそ、国内外の分散投資が必要と考えます。
確かに世界的な金融期間の破綻が続いていますが、損失の主要な要因は米国・英国・スペイン等々の住宅バブルの崩壊に起因しています。そして、これらの住宅を担保とした、高利の住宅ローンを基に証券化商品として世界的に販売し、それをリスクを慎重に測らずに購入したことから、時価会計で評価損が莫大になったものです。まさにリーマンが再生法を申請したのは、この証券化商品に偏った投資した例です。
今回破綻。救済された金融機関は、これらの証券化商品に偏った投資をして、窮地に陥っています。
またAIGが窮地に陥ったのも、保険では採算性が低下したため、上記のような証券化商品のデフォルト(支払い不能)の際の保証を行って収益を上げたことによります。
金融機関は常に収益を求めなければいけません。このためハイリスク・ハイリターンを追い求めることになり、リスクが高くなりすぎたことから破綻したものと私は認識しています。
例えば、日本でもJ-REITだけに投資した方は、大きな痛手を蒙っています。株式でも中国株だけに集中した方も然りです。
世界同時株安ですが、一方、先進国の国債は世界同時高になっています。そして為替は円高も各国の通貨に対して強弱がありますから、商品別・国別に高・安の程度がまちまちになります。
(出来るだけ多くの資産クラスへの分散が有効な対策となります。)
そして、過去のデータからは、市場価格が下がりすぎた場合には、平均への回帰という現象が発生しています(上がりすぎも同様です)。
補足
その様な観点から、私は国内外の株式と債券という市場の大きな商品で分散投資をお勧めします。
また、プロでも先の見通しを測ることは至難です。現代ポートフォリオ理論によれば、最も効率的な投資方法は、ゅ市場全体を購入すると同じ構成になる)インデックス・ファンドをなるべく安く購入して、長期間保有し続けることとされています。
今後も投資・運用を継続される場合は
私のHPにインデックス・ファンド、日本のETF(上場投資信託)と日本で購入できる海外のETFを掲載しています。参照下さい。
http://www.officemyfp.com/toushishintaku-7.html
http://www.officemyfp.com/ETF-1.htm
評価・お礼
ミラン さん
吉野様、ありがとうございます。
以前からHPも拝見させていただき私の運用の参考にさせていただいております。
様々な角度から日々勉強に励んでいきたいと思います。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
はじめまして。
ここ最近の世界の状況から今までの常識とされた資産運用について疑問がわいてきました。
金融のグローバル化が進み各市場が世界で同時に同じ方向へ動くようになっています。今まで通り… [続きを読む]
ミランさん (愛知県/32歳/女性)
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