対象:不動産投資・物件管理
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中村 嘉宏
宅地建物取引主任者
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信頼できる不動産業者をアドバイザーに。
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ワンルーム(区分所有物件)と違って、
アパートや一棟の売買については
「土地」に絡んだ権利関係や建築協定、さらには近隣との申し合わせ事項など
綿密に調査する必要があります。
具体的に言えば
*敷地と道路との関係(再建築可かどうかなど)
*下水管・給水管など埋設管の配置、との維持管理責任
*隣地との境界
*土壌汚染(以前どのような建物が建っていたか)
*未登記建物の有無
などです。
特に道路と敷地の関係は重要で、
将来再建築できるのか、意図した建て替えが可能か
など入念に調べる必要があります。
また、埋設管の調査で
他人の埋設間が敷地を通っている場合、逆に他人の敷地を使用している場合など
対処方法を売主と相談し、事前に解決しておく必要があります。
隣地との境界も同様です。
事前に確認しておかないと後で大きなトラブルになるのは、
近隣との申し合わせ事項の有無とと内容です。
例えば、
*私道などの場合の協定書や申し合わせ事項
*町内会規定
*その他、隣地所有者との申し合わせ事項
です。
特に私道の場合、
通行権の内容や負担の有無、埋設管埋め換え時の承諾や負担の有無、
などを調べておく必要があります。
その他としては、
建物の劣化具合を見ておくことも大切です。
売主に加子の修繕履歴や修理の状況を確認するとともに、
必ず現地で屋根や共用部分の防水状況、外壁の傷み具合をチェックします。
空室があれば、室内に入り
2階であれば雨漏り、1階であれば結露などによるカビなどを調べます。
シロアリ被害の有無などは
専門家に頼んで調査してもらう必要があります。
いずれにしても、
アパートや一棟マンションの調査は項目も多く複雑なため、
経験豊富で信頼できる不動産業者さんに頼むほうがよろしいでしょう。
評価・お礼
ぽにょ さん
ご丁寧なお答えをありがとうございました。
チェック事項や調査事項など詳細にご教示いただき、
ワンルームマンションとの違いも理解しやすかったです。
何社かに問い合わせをしてみたのですが、
投資物件専門業者と謳っていながら専門知識が薄い営業マンにあたることが多く、
アドバイザーとして相談したいと思える会社がなかなかありませんでした。
ほかにも教えていただきたいこともありますし、
時機を見ていちどご相談に伺いたいと思います。
ありがとうございました。
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この回答の相談
都内で一棟アパート(もしくは一棟マンション)の購入を検討しています。
ワンルームを購入することに比べて、一等はどんな点に気をつけなければならないでしょうか?本を読んだり色々勉強は… [続きを読む]
ぽにょさん (東京都/45歳/男性)
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