住宅財形融資の件

asaryoさんへ

はじめまして、個別相談専門のファイナンシャル・プランナーとして活動しています、渡辺と申します。

『住宅ローン、我が家に有利なものは本当に住宅財形融資でしょうか。』につきまして、asaryoさんのご指摘のとおり、最近ではあまり住宅財形融資を利用する人は少なくなってきたように思われます。

ただし、住宅財形融資が決して不利なローン商品かと言えば、決してそのようなことはありません。

住宅財形融資につきましては、繰り上げ返済の時期に制限があったり、5年毎にローン金利を見直す商品となるなど、住宅財形融資につきまして特徴を良く理解したうえで、利用するようにしてください。

尚、住宅ローンを利用する場合、ほぼ毎年のように繰り上げ返済が可能ということでしたら、早期完済をめざすことになりますので、わざわざ高い金利で住宅ローンを組む必要はありません。

よってこの場合は、ローン金利が低くて済む『変動金利』や『短期固定金利』で、住宅ローンを組むことになります。

asaryoさんが検討している住宅財形融資につきましては、このタイプになります。

この場合とは逆に、繰り上げ返済はせいぜい3年に一回程度ということでしたら、早期完済とは行きませんので、多少金利が高くなっても『長期固定金利』で組むことで、返済の途中からローン金利が上がり毎月の返済額が増えたりすることはありませんので、将来のマネープランを立てやすくなります。

よって、住宅ローンを利用する場合、自分はどちらの返済プランに該当するのかで、決定するとよろしいと考えます。

以上、ご参考にしていただけますと幸いです。
リアルビジョン　渡辺行雄