対象:住宅設計・構造
野平 史彦
建築家
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屋根の換気について
taki様
またまた(株)野平都市建築研究所の野平です。
小屋裏のある場合の小屋換気口の基準は金融公庫の「フラット35技術基準等の解説」にその基準が示されています(屋根の形状によって5種類)が、屋根断熱についてはその基準が設けられていません。
しかし、屋根断熱をした場合でも湿気や熱気を逃がす必要がありますから、屋根に通気層は必要です。
屋根断熱の通気層を35mmとっているとのことですが、屋根の通気層について行なったある実験データによると通気層が100mmくらいないと巧く機能しない、という資料があり、それ以来、私の場合は屋根の通気層をできるだけ大きく取る様にしています。
吸気と排気の必要量については基準が無いので、一応、小屋裏換気に準じた必要量を取る様にしています。(屋根通気層の気積よりも小屋裏の気層の方が大きいですから、必要以上に取っていることになりますが)
必要量は使用する軒天換気口と棟換気口の有効換気量(カタログに記載)からそれぞれの必要個数をはじき出しています。
ご参考まで
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この回答の相談
屋根断熱の通気層を35mmとってるのですが、給気・排気の必要容量の計算式などは、どういった専門書に掲載されていますか?
takiさん (大阪府/37歳/男性)
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