対象:住宅設計・構造
志田 茂
建築家
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60〜80点のリフォームを考えましょう
志田茂建築設計事務所 志田と申します。
「現状使用に大きな問題はない」という事であれば、積極的にリフォームを考えてみてよいのではないでしょうか。。
在来工法の家であれば、間取りはある程度自由に作りかえる事は可能です。(もちろん、構造的な検討は慎重に行う必要はあります。)
築32年という事ですから、現在の法規の基準で考えると「耐震補強が必要」となってしまうのですが、それを最優先にした改修工事を行うと、新築並みの工事費となってしまいます。
とはいっても、建て替えを考えた時の「解体費」が少ない分、リフォームのほうが金額的には安く済むとは思います。
中古住宅を購入しリフォームする場合、「全てやり変えてしまう」のではなく、ご予算とのバランスを考え、この先の計画を含めて考えてみてください。
まず、
''今やるべき事をやる。''
''後で(数年後)やれる事はその時にやる。''
耐震については、全部補強すればいいに決まってますが、それをやったら他の部分をやる予算がなくなった、というのでは意味がありません。
補強は、全部でなくても ''やっただけよくなる'' のです。
''実現したい事・やらなければいけない事・数年後にやればいい事''
優先順位をつけて整理してみてください。
予算次第なのがリフォームですが、100点ではなくていいのです。60〜80点くらい実現できればいい、とおおらかな気持ちを持ってください。
KOOL.BOOSTさんとご家族が楽しく暮らせる家にするためのリフォーム・・必ずできます!
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中古住宅のリフォームの実例
i:yo(イヨ)・・築10年・在来工法
風樂房(ふうらいぼう)・・築20年・在来工法
なずなハウス・・築20年・ツーバイフォー
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この回答の相談
築32年、在来工法の木造2階建てを購入しました。(土地は30坪強、建物延床面積も同じぐらい)傾斜地に立っておりましたので、建物検査は行い現状使用に大きな問題はないとコメントしてもらっています… [続きを読む]
KOOL.BOOSTさん (東京都/37歳/男性)
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