対象:住宅設計・構造
森岡 篤
建築家
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上下温度差をなくす
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クゥーさんこんにちは
パルティータ建築工房の森岡です。
なぜ「吹き抜けは光熱費がかさむ」のでしょう。
それは、吹き抜けにより2層が一体となり天井が高くなった部屋では、暖かい空気は軽いので、上に溜まり、上下温度差を生じるからです。
そのため下階のLDKが暖まりにくくなります。
従って、冬の暖房が問題となります。
「2層が一体」であれば、吹き抜けの大きさは余り関係なく、1.5畳の吹き抜けでも同様です。
ストーブやエアコンの対流式暖房は、上下温度差を生じ易いです。
この場合、サーキュレーターで、室内空気を回転させる(上下混ぜ合わせる)ことで、改善することができます。
既製品サーキュレーターは、壁付け下吹き、プロペラ型(下吹き)で、冬は風が寒く感じられることがあります。
室内空気を回転させるのに、上から下に吹くのにこだわる必要はなく、壁付けで、下から上に吹けば、室内空気を上下入れ替えながら、寒さを感じません。(扇風機でも可)
輻射式暖房は、上下温度差を生じにくく、吹き抜け空間の暖房に適しています。
床暖房は代表的輻射式暖房で、気温が低めでも快適環境とすることができます。
参考にして頂ければ幸です。
評価・お礼
クゥー さん
ありがとうございました。
天窓、吹き抜けを前向きに検討していきたいと思います。
床暖房は取り入れるつもりです。
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この回答の相談
吹き抜けの広さについてお尋ねします。よろしくお願いします。
3階建てで2階に約20畳のLDK、3階は8畳と10畳の部屋をとる間取りを考え中です。
狭小地で南北に隣家が迫っているため明り取りのために3階の… [続きを読む]
クゥーさん (大阪府/41歳/女性)
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