対象:リフォーム・増改築
深澤 熙之
建築プロデューサー
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断熱・防音の方法にはいくつかあります。
こんばんは〜!つんたま様
はじめまして、外断熱リフォームを専門にしています。昭和アルミグループの深澤煕之です。
断熱リフォームと湿気・結露対策は相反する関係にあります。
下手に断熱リフォームをして家の中に湿気を閉じ込め、かびだらけになってしまったり、逆に断熱リフォームをしましたら、家の中に夏は逆に熱気がこもってしまったり、断熱リフォームした際は断熱効果があったのですが、断熱材の中に湿気や水分を吸い込み、年々断熱材が劣化をしてきて、断熱効果がなくなり、カビだらけになってしまったという状況が増加しています。
現に2年前にある一級建築設計士の方に断熱リフォームの設計をお願いして施工したら、夏は熱気がこもって暑く、家の中がカビだらけになり、子供がカビの菌が原因で気管支炎になり、喘息の一歩手前になってしまって、咳がひどくなったと相談を数多く受けております。
マンションが一戸建てと比較して気密性が高い建物ですので、湿気がこもりやすく、カビの発生がしやすいので、換気や湿気の対策が重要になってきます。
ですので、簡単に言えば、断熱リフォームをするという事は気密性を高める事になりますので、そのままですと湿気がこもりやすくなりますので、湿気がこもらないようにする為の工夫が大切になってきます。
断熱リフォームを安易に考えず、それなりに経験と実績のある専門家に相談をされたほうが良いかと存じます。
サッシ部分の断熱リフォームも同じです。サッシ枠自体も結露対策や断熱効果のあるもの、そして湿気を外に逃がす事ができるようにランマがついているタイプが良いのですが、マンションの場合はついているところは少ないですね。
通常考えている方法は費用と手間を考えると交換は難しいのですが(もう少し簡単にできる方法はあります)
また、サッシガラスを選択するのも最近では真空ガラスという製品も開発され、普及されつつあります。
補足
断熱リフォームをする場合の断熱材もシロアリやカビが発生しないような断熱材を使用する事が大事なポイントです。
今、日本で製造している断熱材は殆ど劣化するものや、防カビ断熱材と称していても薬品等を使用してカビを寄せ付けないようにしている断熱材も数多く、そのような断熱材を使用するとシックハウスの原因にもなりますので、断熱材を選択するのも要注意です。
断熱の方法において、間違った知識で断熱リフォームをして後悔されている方から相談をされるケースが増加の一途をたどっています。
断熱リフォームや防音工事をする場合はよくよく慎重にされて、断熱リフォームについて実績や経験のある専門家や業者に相談された方が良いです。
今、私のところには全国各地から月平均20件〜30件の相談件数があります。
そのほとんどがカビだらけになった、 夏の時期、断熱リフォームする前より熱気がこもるようになった、それほど効果がなかった、家族が気管支炎やぜんそくになってしまったので、どうしたら良いか?という相談が多いです。
家の中で一番大事な事は湿気対策とカビ・結露対策です。安易に断熱リフォームをしますと逆に前よりカビが多く発生したとなりかねませんので、慎重にご判断をされる事をお勧めします。
回答には文字数の制限がありまして詳しくは語れませんので下記に参考サイトを列記させて頂きましたので参考にご覧になってみて下さい。
昭和アルミ公式ブログサイト
昭和アルミインターナショナル株式会社:外壁リフォームドットJP
(現在のポイント:-pt)
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マンションの角部屋に住んでいますが、車道の音がうるささが夜寝るときに気になるので、防音対策をしたいと思います。また、冬には窓サッシの結露がすごいので、結露防止もできないかと考えています。防… [続きを読む]
つんたまさん (千葉県/43歳/女性)
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