対象:経営コンサルティング
藤島 淑子
経営コンサルタント
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ひとつだけでも、皆の「拠り所」を設定してみては?
理念やビジョンはいろんな意味や目的で設定されますが、中でも以下3点については、
規模や設立年に関わらず、どのような会社にとっても重要です。
以下をお読みいただき、ピンと来るものがあったら、理念でもビジョンでもWAYでも、
何かひとつでよいので、会社の「拠り所」を明確にしてみてはいかがでしょうか。
<理念やビジョンの意味>
○採用でのブランディング
小さな会社は、信頼や安定、給与水準では大企業にはかなわないことが多いので、
理念やビジョン、あるいはそこで働いている社員の価値観(WAY)が、
人材を惹きつけるポイントになります。
今後、会社を少しでも大きくしていきたいとお考えなら、採用面での意味合いは
非常に大きいものになります。
○社員の求心力や判断基準
これまでは、「目の前の売上、目の前の顧客だけを見てがむしゃらに活動してきた」
とのことですが、社員の意識や考え方は、ちょっとしたきっかけでバラついて
きてしまいます。
そんなとき、「自分達は何故ここにいるのか」「自分達の存在意義は何なのか」
といった根本に立ち返る必要があり、それが、理念やビジョン、WAY等になります。
社内がまとまっているうちにこれらを明確にしておいた方が、社内への浸透も
容易です。将来のことを考えて、早くから社員の「拠り所」を明確にしておく
ことも大切です。
○顧客へのアピール
顧客が何か商品やサービスを購入しようとするとき、その会社の社員の価値観や
大切にしているもの、向かおうとしている方向は、ひとつの大きな判断材料
になります。
顧客の共感を呼び、自分達と相性の良い顧客を獲得していくためにも、
理念やビジョンを明確にすることは、非常に有効だと思います。
・・・いかがでしょう?
もし何か必要性を感じるものがあれば、ひとつだけでも、皆の「拠り所」を設定して
みてはいかがでしょうか。
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10名ほどのスタッフと一緒に、パソコン教室を事業の中心とした、IT困りごと解決の会社を経営している者です。設立から5年間、地域に密着しながら活動をし、それなりに安定をした… [続きを読む]
boriさん (神奈川県/36歳/男性)
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