対象:住宅設計・構造
横山 彰人
建築家
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打ち放しコンクリート の メリット デメリット
内外ともにコンクリート打ち放しは、私も好きで素材としても他の素材には無い魅力がありますし、仕上げも美しいと思っています。
しかし、その空間での生活となると春夏秋冬それなりの覚悟が必要です。
断熱材の無いコンクリートだけの建物であれば、、冬季の結露、寒さ はしかたがありませんし、結露が起こりやすいということはカビも発生してきます。
従って何らかの方法で断熱をしなければ,これ等のデメリットを防ぐ事は出来ません。
また床暖房をしても、外気に向けて放熱しているようなもので、エネルギーロスが大きく、現実味が無いと言えます。
ご質問のようにコストがかかっても、内外ともコンクリート打ち放しにしたいのであれば、次のような方法があります。
『構造としての鉄筋コンクリート + 外断熱 + 外壁材としての鉄筋コンクリート』 を同時に施工すれば内外ともコンクリート打ち放しになります。
このやり方は サンドイッチ工法 とも呼ばれていますが、基本的に外断熱工法なので断熱欠損はありません。
この工法を採用する場合には、やはり技術力のある建設会社が求められるでしょう。
素敵な空間が出来るといいですね。 分からないところがあれば事務所にご連絡下さい。
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この回答の相談
外壁・内壁ともコンクリート打放仕上げでのデメリット
またその克服方法が知りたいです。
快適な室内環境を保てる工夫・アイディアはありませんか?
※コストはかかってもよいが、ランニングコストはなるべく低く抑えられるように
MARY7さん
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