対象:矯正・審美歯科
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晝間 康明
歯科医師
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歯科矯正治療後の鼻の形態変化について
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こんにちは,東京都立川市ひるま矯正歯科の晝間康明です.
方針1は「矯正単独による治療」
方針2は「非抜歯による下顎骨前方移動術を伴う外科矯正治療」
方針3は「抜歯を伴う上下顎骨移動を伴う外科矯正治療」
5件回られた歯科医院が全て矯正専門医院だとして,これだけバリエーションのある治療方針を提示されたのであれば,めいぷるさんの噛み合せは骨格的な異常を伴う慎重に対応しなければならない症例(骨格性の上顎前突症)なのかもしれません.
この様な症例を矯正学的な資料を見ずに正確なアドバイスをする事が非常に難しい事をまずは御理解下さい.
質問にある「歯を抜くと矯正後鼻が大きく見えるので絶対に歯は抜かない方がいい」と言うのはどの症例にも起る一般的な問題ではありませんがある症例で起りうるものです.
具体的には,上顎骨を移動する手術をする際,鼻の裏側にある上顎骨と接する軟組織を剥離するため正面から見た鼻の横幅が広がる事があります.
また,オトガイ部が後退している骨格性の下顎後退型の上顎前突症の症例で上唇が短い症例では,前歯を後退した際に鼻の下が伸びる様になり僅かに鼻孔が縦長になり目立つようになる場合があります.
方針2を提示した先生は上顎前歯を後退し鼻孔が目立つ事に配慮して御質問にあるような説明をしたのではないかと推察します.
方針1を提示した先生は,めいぷるさんの治療をしても鼻に大きな変化はないと考えたのかもしれません.
どの様な方針にしても,詳しくは資料を分析してみないとわかりませんので,誠実そうで合理的な説明をしてくれる先生の所で1度資料を取ってもらい,詳細な分析してもらうと良いのではないかと思います.
以上,参考になれば幸いです.
御不明な点があればお気軽にお尋ね下さい.
評価・お礼
めいぷる さん
書間先生、回答ありがとうございました。
方針1と2はレントゲンや写真を撮って診て頂いた回答でそれぞれ二人ずつの矯正専門医から提案された方針です。3はレントゲンは取らなかったので「正確には言えないが、おそらく一番理想的な治療法だけれど、大きな手術に抵抗があるならば方針1でも良い」と言う事でした。
自分自身でも外科手術が必要かもしれない程の開咬とは思っていなかったのでびっくりしました。
鼻の下が伸びる事によって、鼻孔が縦長になる事があるのですね。納得致しました。もう少し詳しく先生に聞いてみようと思います。
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この回答の相談
カナダ在住の35歳です。歯並びを治したくて5件の矯正歯科でカウンセウリングを受けましたが、開咬と診断されました。その治療法がドクターによって食い違っていて悩んでいます。
1.上の歯を2本抜い… [続きを読む]
めいぷるさん (北海道/35歳/女性)
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