対象:住宅設計・構造
森岡 篤
建築家
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さまざまな方法はありますが
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ちけさんはじめまして。
パルティータ建築工房の森岡と申します。
建築は、一般に1箇所の構造部材に強度以上の力がかかり破壊しても、崩壊はしないのですが、片持ち(先端に柱がない)のバルコニーでは、片持ち部材が破壊すると崩壊(落下)につながるので、慎重な検討が必要です。
片持ち梁部材を建物内に通し、必要断面を確保すれば、バルコニーの出を増やすことはできる可能性があるのですが(鉄骨造ならなおさら)、既製品ベランダのように、建物にバルコニーを貼り付けるタイプの場合は、大きく出すことはできません。
控え(頬杖)で「出」(巾)を増やすには、そのピッチや控えを受ける柱等さまざまな条件があります。
バルコニーの構造形式、出を増やす方法は色々ありますが、構造全体にも影響しますので、無条件に「あと○cm増やせる」とは言えません。
構造の専門家に相談されることをお勧めします。
なお、当事務所は構造専門家もおり、具体的なアドバイスをする提供することも可能です。
もしよろしければ、お問い合わせ下さいませ。
評価・お礼
ちけ さん
大変丁寧に回答いただき本当にありがとうございます。
安易に数字を出せる話ではないとわかり、もう少しどのようにしたいのかしっかり具体的に案を出してから専門家の方に相談してみようと思います。様々な条件もあるとわかり、話が進められそうです。本当にありがとうございました。
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この回答の相談
2階バルコニーをなるべく広く取りたいと考えているのですが、ちょうど1階駐車場の上がバルコニーのため柱(下に支え)を建てることが難しい状態です。柱(下の支え)なしで現在、家から幅900出たバルコニーなのですが、あとどれくらいなら柱無しでも広げられるでしょうか?教えてください。よろしくお願い致します。
ちけさん (京都府/30歳/女性)
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