対象:エクステリア・外構
深澤 熙之
建築プロデューサー
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外壁の種類に於いて
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こんばんは〜うずまき様!
はじめまして、昭和アルミグループ 代表取締役会長深澤煕之
兼、ARA協会:全国住宅優良企業促進支援協会 理事長の深澤煕之と申します。
まず、質問の件外ですが外壁の種類からどんなものがあるか簡単に説明します。
外壁の種類には
モルタル壁 (コンクリートにする場合セメント2・砂1・水適量を配合して混じ合わせた状態をモルタルと言い、乾燥して硬く固まるとコンクリートになるのですが)、それ故通称モルタル壁いいます。(メリットは防火用として昭和25年の建築基準法として初めて施工されて以来、防火用壁として日本全国にいち早く普及し、現在でも一番普及している)(デメリットは重く、ひびが入りやすく、塗装をしないでおいておくと雨水を浸透しやすい)
※木板を使用した外壁
均一の木材を利用した木の外壁(下見貼りといい下から重ねるように順番に貼っていく工法)今のサイディングと言われるデザインの基本になったものです。
※タイルやレンガの外壁
モルタル壁の下地に更にタイルやレンガ用のモルタル下地をしてその上にタイルやレンガを施工した外壁
※窯業系サイディング
主原料としてセメント質原料および繊維質原料を成型し、養生・硬化させたもので、均一の幅・長さのものをやはり下から施工していきます。(メリットは耐火としてモルタルと同様、優れていて、モルタル壁みたいなヒビは入りにくい)(デメリットは重い、塗装しないでおいておくとそりやすく、キーピングを起こしやすい、施工の仕方によっては雨漏りがしやすい構造になってしまうので要注意)
補足
※ALC壁
☆金属系サイディング (ガルバリウム鋼板サイディング・アルミサイディング2種類がある)
※そのうちのガルバリウム鋼板サイディング
いわゆる、最近ガルバリウム鋼板と言われるもので鋼板の上にアルミと亜鉛の合金をメッキしたもの(つなぎ目は金属特有といいますか金属系でないとできない工法で雨水が入りにくいつなぎ目です。メリットはセメント系の窯業系サイディングやモルタル壁よりは軽い、デメリットは切り口より赤錆びなどの腐食がしやすい。金属特有の傷がつきやすい=錆びると言う事です)
※アルミサイディングサイディング
アルミ合金を素材に裏打ち材に断熱材を施した均一の板状パネルに製品化した外壁材
(メリットは断熱効果が高断熱である。防音効果がある。軽い、数年毎に塗装をする事がないように焼付け塗装を施した製品が多い。防水性に優れている。製品によって耐食性に優れたものとそうでないものがある。デメリットは新築ではアルミ外壁は単体では防火認定を受けていず使用できないのでリフォーム用として使用されるのが一般的、傷つきやすいという金属特有の欠点がありますが、アルミ金属は耐食性に優れているものもありその欠点をカバーしている)
以上あげた、外壁が大まかな種類となっています。
どちらが良いかで言いますと最終的にお客様の好みで判断をされたほうが良いかと存じます。どっちかと言えばガルバリウム鋼板のほうが耐久性があると言える部分もありますが、錆びて穴が開くと言う事もありますので耐久性において抜群に優れているとも言えません。どっちかと言えばと言う事です。ひとつだけはっきり言えるのは断熱材を施した製品がガルバリウム鋼板外壁材に多いので、断熱性と防音性と防水性はガルバリウムのほうが優れていると思います。
文字数の関係で充分には伝えられないのですが値段は妥当だと存じます。
参考ブログサイト 昭和アルミ公式ブログサイト
評価・お礼
うずまき さん
評価が遅くなり誠に申し訳ございません。
とても丁寧で分かりやすいご説明をありがとうございました。
結論を申しますと、主人がガルバで追加料金を出すくらいなら他にお金をかけた方が…という気持ちになり、リシン吹き付けで考えて色見本を眺めている状態です。
ガルバの代わりというわけではないのですが、1階和室につける予定の木製の格子を2階まであげようかと思ったのですが、追加料金が12万もかかるようでこれもまた悩めるところです。
今後も悪戦苦闘しながらがんばります。また、お聞きしたいことも出てくるかもしれませんのでそのときはまたよろしくお願いいたします。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
こんにちは!
新築計画中の外壁についてよろしくお願いします。
見積もりの標準仕様は無塗装の防火サイディングにリシン吹き付けをするというものです。←ネットで探してもこのような施工をみ… [続きを読む]
うずまきさん (石川県/38歳/女性)
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