対象:マッサージ・手技療法
鞭打ち症について
鞭打ち症は骨の外傷がない場合は、軟部組織の異常があります。
レントゲンでは当初異常が見られないため、首が衝撃を受けた際、首周囲の筋肉が防御的に収縮することにより首のこわばりが発生します。こわばりは脊髄反射により発生するもので、適切に首へ動きを加えない限り消失は難しくなります。
それと交通事故による鞭打ち症については整形外科とカイロプラクティックでは大きな見解の相違があります。
カイロプラクティックでは受傷後、外傷や骨折がない限り即治療を施します。なぜなら頚椎周囲の軟部組織(筋肉、靭帯、腱、皮膚など)に挫傷がある場合が多いので、骨格(頚椎)の不整列を正常にします。その後に軟部組織に対する治療を行なえば回復が早くなります。
それに対し整形外科の治療目的は、骨の病理的異常や外傷については処理しますが、頚椎の不整列については殆ど重視しません。
また、受傷当時はカラーで長く固定するため、軟部組織の固着が強いため骨格の固定化が起こり関節として動きがなくなってきます。よって神経が圧迫していたりした場合症状が強く出てくる場合があります。
欧米では交通事故の鞭打ち症は専門医です。
他の医療では回復はかなり難しいと思います。よってカイロプラクティックの治療をお勧めします。
参考までに当センターの治療法について簡単に記序しておきます。
まず、構造的バランスを取るため、骨盤の不安定(ゆがみ)を調節して脊柱に付着する硬膜の緊張を取り、内臓の機能を高めて、内臓器官と関係する脊柱の両側に生じている筋肉の硬結を弛緩させてやり、次に背部・腰部の一部を支配する広背筋(内臓を保護する筋)と僧帽筋(頭部への血液を供給を助ける筋)の境界線に起こっている筋緊張を消失させてやります。それによって頭部へ血液が活発になって、首(頚椎)の筋肉群が緩み頚背部の痛みがなくなってきます。この方法を施せば十分治ると察します。
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この回答の相談
数年前に2度交通事故でムチウチを経験しました。
カラーを巻いて整形外科で牽引治療を受けましたがその後どうも首がすっきりしません。
首を回すと「ボキボキ」と周囲の人が驚くような音がする、よく… [続きを読む]
みかりんさん (千葉県/27歳/女性)
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