対象:住宅設計・構造
深澤 熙之
建築プロデューサー
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法的に問題がなくても火災になった時の事を
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おはようございます。gk様。
昭和アルミグループの深澤煕之です。
このコーナーへの質問誠にありがとうございます。
早速ですが、質問の件ですが、基本的に建物を建てる場合、法的にも万一、住宅が火災になった時の場合、50センチは境界から離すべきだという見解です。
何故??境界から50センチを離すように基本の法律でなっているかと申しますと、境界からそれぞれの隣地の建物が離せば、隣地の建物との距離が1メートルの距離の間が空きます。
これはお互いの建物が火事になった際に消防車が現地にきて、消化活動に支障をきたさない、また、火災から逃げる為の安全性を考えた場合、必要最小限このくらいの距離の間がないといけないという意図からこのような法律が施行されています。
建築基準法で約10m2未満の場合は通常の建築をする場合の申請はしなくても良い事になっていますので、結果的に境界ぎりぎりになっても罰せられる事はないですが、
万一の場合の地震や火災の事を考えると50センチは基本法通り、距離があったほうが良いと存じます。
しかしながら、土地の狭い所に有効に建物を少しでも広げたいという事だけを考えるとしばしば、法律の整備がされていないところでこのような設計をされる場合もありますが、
地震や火災になった際の安全性を重視をするか?毎日の生活、ライフスタイルを優先して建物の広さ、使い勝手を優先されるのか?最終的に住まわれる方の判断ですが、
よくよく、慎重にご判断をされたほうが宜しいかと存じます。
甚だ簡単ですが、今回は安全性という視点で回答をさせて頂きました。
評価・お礼
gk さん
別の観点からの回答、ありがとうございます。
安全面という点は抜けていました。建築士と相談し、詰めていきたいと思います。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
意匠系建築士に設計を依頼し、現在基本設計の段階にいます。
建築士の書いた図面で気になる事があります。
境界線ぎりぎりに沿って外壁を建て、一階建物部分とその外壁とでトンネル状に… [続きを読む]
gkさん (埼玉県/32歳/女性)
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