対象:住宅設計・構造
森岡 篤
建築家
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合理的な案ですね
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ru-さんこんにちは
パルティータ建築工房の森岡と申します。
家は長く住むもの、家族の環境(特に子供によるところが大きい):家の必要機能は時期により刻々変わります。
ru-さんの、将来を見据えて敷地のポテンシャルを生かし、大枠3階建てのボリュームで、当初は2階建てにすることで工事費を抑え吹き抜けを楽しみ、将来必要になった時に3階建てとする案、とてもすばらしいと思います。
私も同じような考え方で、家を設計しています。
ところが、建築法規はとても杓子定規です。
フレキシブルな住まい方をするには、戦略が必要です。
3階建ては2階建てと比べ規制が厳しく、特に構造はかなり異なります。
将来3階建てにするためには、3階建てとして設計し、一部の部材(3階床梁)を抜いて2階建てとします。
2階建ての方が不利の場合もあるので、どちらも満足する必要があります。
申請上オーソドックスな方法は、2階建てで確認申請し、完成したら検査済証を取り、生活する。将来3階建てにするときに、再度申請(増築申請)をし、完成したら新しい検査済証を受ける、というやりかたです。
将来増築をするには確認申請が必要で、そのためには2階建て時点の検査済証が必要となります。
2階建てで生活している期間に、建築法規が変わり適合しなくなる可能性はあるのですが、これは既存不適格として増築申請は受け付けるはずです(審査期間に確認下さい)。
当初3階建てで申請する案もあるかもしれませんが、2階建ては申請の3階建てから見ると未完成になるので、検査済証が取れません。
仮使用で住む方法もあるかもしれませんが、設計者に審査期間と打合せしてもらって下さい。
手続き上はやっかいですが、とても合理的な住まい方ですので、是非がんばって下さい。
評価・お礼
ru- さん
ご回答ありがとうございます。
合理的とのこと大変な部分もあると思いますが頑張りたいと思います。ありがとうございました。
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