対象:経営コンサルティング
田邉 康雄
経営コンサルタント
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会社にとってのデメリットは小だと思います。
私自身が経営サポートにおけるクライアント(顧客)に対して本件でサポートした経験はありません。今までの人生で見聞してきたことを開示します。
私は三菱化成工業株式会社に入社しました。定年間際に三菱油化と合併して三菱化学となりました。三菱化成時代の30才台で従業員「持ち株会」が設立されました。早速入会して毎月給料から天引きで三菱化成の株を積立てました。毎月一定日に「持ち株会」が株式市場において三菱化成の株を「持ち株会」が取得する。売買単位以上の持ち株になった場合、従業員の希望があれば株券に代えて従業員に渡す。
こんな仕組みであったと記憶します。
そこでこれをベースとした会社にとっての得失を考えてみます。
―― メリット
従業員の会社に対する愛着心が向上する。
安定株主が増加する。
対外的信用度が高まる。
―― デメリット
従業員持ち株会の手間と経費がかかる。
以上を勘案して、デメリットよりもメリットの方が大きいように思います。それが多くの大企業において「持ち株会」が運営されている理由であると思います。
―― 終わりに個人的感想を申し上げます。定年が近づいて今の仕事に転進を図る際、資金需要が大でした。ところが役職定年制が施行されて年報が15%カットになりました。とても苦しい状態となりました。その時、「持ち株会」から株券に換えてもらった株が大いに役立ちました。私にとっては預金の意味がありました。
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この回答の相談
従業員持株会の設立に関して留意点をおしえてください。またクライアントがどういう点で苦労なされたか
経験談または間接的にきいた話でも参考になりますので
おしえてください。
Gowestさん (東京都/43歳/男性)
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