対象:ビジネススキル
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林 俊二
ITコンサルタント
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まずは経験を知識として棚卸してはいかがでしょうか?
「現場」では、実際に目の前で起きている状況に対して反射的に動くことが要求されます。そして結果もすぐに出るので「こうすればうまくいく/失敗する」といったことが経験として身に付くため、下手な理屈よりも経験と勘で仕事をしたほうがうまくいったりします。
一方、企画や戦略立案では、言葉や数字で現状の把握、仮定を使った今後の予想、あるいはまったく新しいストーリーを作らなければなりません。現場が長いと「直観的」には分かっていても、言葉で説明したり、ましてやストーリーにまとめるのは苦手に感じるものです。
では、どうするかというと、まずはせっかくの現場経験なので、それを感覚ではなく、言葉に置き換えて「知識」として棚卸するのです。現場経験を的確に言葉で説明でき、企画にも反映できれば「鬼に金棒」だからです。
とはいえ経験の知識化は難しいので、最初は自分が最も得意な分野か、すぐに改善が必要だと感じていた部分に絞って、思いつくまま「箇条書き」でアイデアプロセッサなどを使って書き出していくのです。ある程度の数になったら共通項でまとめたり、並べ替えたり、その作業中に思い出した/思いついたことをどんどん追加していくのです。
この作業で次第に頭の中が整理され、論理立てて考えることに慣れてきます。そしてなにより、過去の経験が知識として体系立てて説明できるようになってきます。とにかく頭の中だけの経験やアイデアを「書き出すこと」で、一度、外に吐き出してみるのです。
この「経験の棚卸し」が進んだら、次は企画や戦略の大筋を箇条書きで作り、その中見出し、さらに小見出し、といった感じで項目を加え、並べ替え、そこに経験やアイデア、外部のデータや情報などを付加して、肉付けする作業を繰り返すことで着実に論理的な考え方が身に付いてきます。
あせらずに取り組んでいきましょう。
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流通業界で5年間現場を務め、フロアを任されるなど仕事にある程度自信を持っていたのですが、昨年10月より事業戦略部門へ異動となってから現場経験が通用せず、提案や企画ができなくて悩ん… [続きを読む]
All About ProFileさん
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