対象:経営コンサルティング
業務フローについて
業務フローの書き方についてですが、
自分が経験をしている、現在実際に行っている
上場審査、J-SOX対応
について自分が思うことを記載させていただきます。
業務フローは、
(1)自社において、社内の業務・流れを整理し、牽制・統制機能を確認、
問題点の抽出・および対応するためのツール
(2)審査(証券・監査法人)対応におきましては、対外的に、業務の流れ
牽制・統制機能を説明するためのツール
として使用するケースが多いと思います。
よく産能大式であると、記号はとかいわれますが、
まず業務フローの大前提としては、
・業務の流れ(入口から出口まで)が把握できる
・起票や入力、承認、回送、保存等が明確である
・システム処理も網羅されている
ことが重要であると思います。
従いまして、産能大式とか記号にとらわれず、わかりやすい表記で、
実際の帳票・業務の流れを書面におこし、ウォークスルーを行い、
何件かのサンプルで、内容を確認することをお勧めします。
また、J-SOXにつきましては、計画フェーズの段階で、勘定科目分析を行い
文書化される業務プロセスを限定し作成されていることと思います。
証券審査におきましても一般的には、
契約・受注・売上・請求・入金、 発注・検収・入庫・出金
をメイン作成することとなり、作成範囲におきましてもかなりの部分において、
かぶることとなります。
よく書店に並んでいる書籍をみると、従来の証券審査用業務フローとJ-SOX対応の
業務フローでは、リスクマークをつけたりと書式に若干の相違があり、また、
新たに発生したもののように捉えられがちですが、業務フローの本質的な目的は、
上記(1)(2)であり、これは従来の証券審査においても同様であります。
上場審査、J-SOX対応を別物と捉えず、作成するプロセスを決め、
早い段階に作成されることをお勧めします。
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