対象:経営コンサルティング
田邉 康雄
経営コンサルタント
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参考書にたよらずありのままを描きます。
私がISO9001審査登録をサポートした企業の例を開示します。
―― 審査登録に際して、業務フローを作成しました。そして5年間、内部監査を頻繁に実施ししながらその業務フローをブラッシュアップ(さらに磨きをかけること)しました。
その結果、素晴らしい業務フローができました。SOX法対応が求められるようになった際、この業務フローがそのまま活用できました。
―― 業務フローを描く際は参考書の使用はしませんでした。使用するとそれに固執することを恐れました。なぜなら固執した結果、実態と異なる業務フローが描かれてしまうからです。
「受注から引渡しまでの業務の流れ」
を「□」と「→」を用いて素直に描いたものでした。驚いたことには、実態そのものを描くことに苦労しました。
しかし業務フローを描くことによって実態を始めて理解したという担当者が多かったことはさらなる驚きでした。そしてこのフローを見て一番喜んだ人は社長でした。
―― 私がISO9001審査登録をサポートする際は、この業務フローを「ありのまま」に描くという作業が最初のステップとなっています。
繰り返しますが、参考書に頼る作業ではなくて自分で考えるという作業をサポートするのです。
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