住宅ローンの件

tosibgoさんへ

はじめまして、個別相談専門のファイナンシャル・プランナーとして活動しています、渡辺と申します。

『貯蓄がないためほとんど借入しなくてはいけないのですが、年収に対してだいたいどのくらいの借入が健全でしょうか?』につきまして、目安として手取り月収に占める住宅ローンの負担割合として、28%以内に収まるようにしてください。

負担割合が30%を超えてしまうと、思うように貯蓄ができなくなってしまい、お子様の教育資金をはじめ、将来のライフイベントに支障をきたしかねません。

『今回不安なので見合わせた場合、3,700万円のマンションを購入する為どのくらい頭金を用意すれば苦しくない程度で返済できるでしょうか?』につきまして、手取り月収に占める住宅ローンの負担割合を28%に納めていただくためにも、頭金として物件価格の20%+諸費用分は予め用意したうえで、住宅を購入していただくことをおすすめいたします。

『もし購入した場合住宅ローンはどのようなものを選べばいいのでしょうか?』につきまして、ほぼ毎年のように繰り上げ返済を行うことができるのであれば、早期完済を目指すことになりますので、わざわざ高いローン金利で住宅ローンを組む必要はありません。

よって、変動金利や短期固定金利で、住宅ローンを組んでいただくことになります。

また、この場合とは逆に、繰り上げ返済は3年に一回程度しかできないということでしたら、多少ローン金利は高くなっても、全期固定金利や長期固定金利にしていただくことで、完済するまでローン金利が上がり、毎月の返済額が増えるようなことがありませんので、将来のマネープランが立てやすくなります。

tosibgoさんの場合、お子様が年子と言うこともありますので、長期固定金利の方がよろしいと考えます。

以上、ご参考にしていただけますと幸いです。
リアルビジョン　渡辺行雄