敷地の環境など全体で考えてみてはいかがでしょうか。

はにこさん、こんにちは。
家づくりは一生に何度もすることではないですから、
はにこさんのように幅広く可能性を考えていくことは当然です。

さて「建売新築か、リフォームをして中古住宅か」という選択ですが、
どちらにもメリット・デメリットがあります。
建売ですと物件を実際に目で見て購入できることが最大のメリットでもありますが、
どうしても「家を自分達で作り上げる」というより「買う」という意識になることは否めません。

また、中古をリフォームする際には、自分達のライフスタイルを見つめ、その要望を形にしていきます。
その過程はまさに家づくりの醍醐味ともいえますが、その一方で、
中古物件は壁をはがしてみたら構造に問題があった(例えば腐っていた)ということも考えられますから、果たしてどの位の金額で納まるのか慎重に見極めないといけません。

また、すでに気になる物件があるようでしたら、敷地環境などはいかがでしょうか。
新築物件ではでないような、良好な環境にある物件が中古物件ならでてくる場合もあるかと思いますし、都市部の建売住宅などでは、駐車場をとるために複雑な敷地形状をしていたり、メンテナンスが難しそうな形状の建物もあったりします。
自分にあった「住環境」を手に入れるという観点で、家だけでなく敷地環境・敷地形状なども含めて判断されることをオススメします。

その際に設計事務所などの専門的な意見も聞いてみるのも有効だと思いますよ。
周辺環境や現物物件を見たうえで、適切なアドバイスをしてくれると思います。
諸費用が発生すると思いますが、それこそ一生に関わる買い物ですので、
費用対効果は大きいと思います。
どうぞこれからの家づくり、楽しんでくださいね。
お祈り申し上げます。


村上建築設計室　村上