対象:矯正・審美歯科
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晝間 康明
歯科医師
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矯正歯科治療に伴う口角の変化について
こんにちは,東京都立川市ひるま矯正歯科の晝間康明です.
出っ歯の方は,歯が前方(唇側)に傾斜している事で側貌における口唇が突出して見えたり,口唇閉鎖時に口唇周囲の軟組織(皮膚)に緊張感を認められます.
したがって,矯正歯科治療により前歯を後退する事で口唇が後退し緊張感が改善されます.
一方,口角は正面から見た唇の両端を意味しますので,矯正歯科治療による前歯の変化で口角が上がったり下がったりする事は無いように思われます.
また,口角は口輪筋を始めとする顔面表情筋の影響を受けるため加齢減少により表情筋が衰えると口角も下がる事が予想されます.
したがって矯正歯科治療で口角が下がったと言う症例は,成人の矯正歯科治療において治療期間が長くかかり加齢減少により口角が下がると言う症例もあるかと思いますが一般的ではないでしょう.
結論としましては,矯正歯科治療で口角の下がりが治るとは言え無いのではないかと思います.
マリブさんのこれまでの質問から口角の下垂以外の問題改善のために矯正治療を行なう事が望ましいのではないかと感じます.
以上,参考になれば幸いです.
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この回答の相談
出っ歯で矯正を考えています。出っ歯だと口角がさがると聞いた事がありまあす。わたしは口角も下がっています。それと睡眠時や口角を無意識のうち下げる癖があるのですがこれは歯並び、出っ歯の影響なのでしょうか?
矯正をすれば口角の下がりは治りますでしょうか?よろしくお願い致します。
マリブさん (東京都/30歳/女性)
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