対象:ペットの医療・健康
15歳のパグ
パグや、ブルドッグ、シーズ、ペキニーズなどを短頭種と呼んでいますが、もともとこの種のワンちゃんは、舌根部が分厚くて咽喉頭が狭く、その上、鼻孔が狭いのが解剖学的特長です。さらに軟口蓋が長く垂れ下がって来ると、呼吸するのさえスムースでなく、口に入れた餌を気道に吸い込んでしまいます。年老いて、筋力が衰えてきたり、痩せてきたりすると、軟口蓋がやはり垂れ下がってきます。また人の老人と同じように、咽喉頭反射が鈍くなって、むせたりしやすくなってきます。
こんな状態の、短頭種のワンちゃんの餌は、ちょっと難しいです。硬すぎても飲み込みにくくてだめ、さらさら過ぎても気道に流れてしまってだめです。程よい硬さが必要です。当院ではフードプロセッサーでペースト状にした物に水とオリゴ糖を添加して程よい硬さを作っています。またHill'sのa/d缶を使うことも多いです。
それと1回の食餌量を少なくして、食回数を多くすることも大事です。疲れてくるとやはり誤嚥してしまいます。
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