対象:インプラント・歯科口腔外科
山内 浩司
歯科医師
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インプラントのアフターフォロー
ご心痛お察し申し上げます、入れ歯には慣れていただけましたか?
5年前にインプラントを施されたということですが、当時でもすでに数十社に及ぶインプラントが日本においても施術されていたことでしょう。確かに目で見える部分の範囲や、レントゲン写真だけでインプラントコンポーネンツを特定することさえ難しいこともあります。また、たいへん残念なことですが、倒産されたのが歯医者さんだけでなく、インプラントメーカーも、ということさえあるかもしれませんね。
ですが、ここではニチナンオピさまに前向きに考えていただけるような回答をさせていただきたいと思います。
お住まいが大阪府ということですが、大阪のような大都市にはたいへん多くのインプラント専門医院や、インプラントに精通した歯医者さんがいらっしゃいます。まずは色々なインプラントに精通した歯医者さんにご相談に伺ってみてはいかがでしょうか。一軒二軒ではよい回答が得られなくても、数を重ねるとよりよい回答が帰ってくる可能性は大だと考えます。中には現在ニチナンオピさまの骨の中にあるインプラントフィクスチャーを利用してアドオンしていただける歯医者さんもいらっしゃるかもしれません。何件も新しく歯医者さんに相談に伺うことは大変な労力であるとは存じますが、これも1つのアドバイスと思います。
また、今後インプラントをお考えの場合には、例えば“IGSのインプラント10年保証”に加入しているような歯科医院でインプラントをお受けになることも、歯科医院の選択基準としてはよいかもしれません。なぜならば、各歯科医院で10年保証といいましても、今回のケースのように、歯医者さんが倒産してしまったり、担当の歯医者さんがお亡くなりになってしまうと、保証は口約束にとどまり、その後の効力を失ってしまうからです。
補足
保証会社を通した保証制度ならば、どのメーカーのどんなインプラントを使用したかなどという情報も保証内容に盛り込まれますので、万が一ご担当医院が対応できなくなってしまった場合でも、他のインプラント保証認定歯科医院がスムースに対応してくださることでしょう。
どうぞ大切になさってくださいませ。
※写真は、下顎と上顎に、それぞれのインプラントの特性を生かす意味で違うメーカーのものを一人の患者さまへ植立させていただいたケースのレントゲン写真です。
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