対象:心の病気・カウンセリング
母と娘の関係
お母様の過保護・過干渉に長らくお悩みとのこと、心よりお見舞い申し上げます。
母親の愛情は強過ぎてはいけません。特に思春期以降も親との関係が強過ぎると、愛情は''「支配や束縛」''となり、本人の自立を妨げてしまいます。いつまでも親の期待や価値観に左右され、自分の人生を生きられなくなります。
つきましては、留学を契機にお母様と適度な物理的・''心理的な距離''をとり、ご自身の人生を見つめ直せるとよいですね。その際、不安や緊張、抑うつを生じるようでしたら、精神科を受診するのも一つの選択です。これまでの生まれ育ちを改めて見つめ直し、今後の人生をご一緒に考えましょう。
なおご説明の症状は、対人恐怖症や離人症などいわゆる''「神経症」''の症状です。神経症とは心理的な原因により不安や抑うつを呈する軽度の精神疾患です。軽い抗不安薬や抗うつ薬を服用しながら、精神科医や心理士とお話しながら心理的な葛藤を解決していくことが望まれます。
詳しくは拙著コラム「美しさと自分らしさ〜親子関係」をご一読いただけると幸いです。どうぞ宜しくお願い致します。
銀座泰明クリニック
回答専門家
- 茅野 分
- ( 東京都 / 医師(精神科) )
- 銀座泰明クリニック 院長
東京・銀座の心療内科・精神科、夜間・土曜も診療しております。
東京・銀座の心療内科・精神科です。夜間・土曜も診療しております。都会で毎日、忙しく過ごされている方々へ、心身の健康をサポートいたします。不眠、不安、うつ病などに関して、お気軽にご相談ください。
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