対象:人材育成
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手法や内容に問題があるか、受け手側に問題があるか
研修の手法と内容に問題がある場合と受け手側に問題がある場合の二つが考えられます。
一般的な研修は受け手側(企業)の個別的な事情を踏まえず、受け手の実態から遊離しているようなケースが少なくありません。こうした研修では、おっしゃるようにモチベーションは一時的に上がっても数日を経ずして元の状態に戻ってしまいます。場合によっては元の状態以下に落ち込みを見せるケースさえあります。だからと言って社内人員のみを講師にした研修ではなれ合いの問題が発生し易くインパクトに欠けモチベーションすら引き起こせないということになり勝ちです。
研修の実施にあたっては研修を委託するコンサルタントやインストラクターに一日程度は社内視察をさせ、実情を把握してもらった上で研修企画を依頼するようにすべきです。
一方、社員研修の多くが一時間半から二時間程度の単発で「気合を入れる」という動機付けを中心にしたものが少なくありません。
この場合、気合が入ることは入ったが具体的には何も変わらず、結局のところ実効は全く上がらずという事でやはりモチベーションは一気に下がっていきます。
研修は1.「ソノ気とヤル気」を引き出す、動機付け講座。2.そのヤル気を具体的な効果に変える実務講座。加えて適正な業務ツールを与えるの三つの組合せによって持続的で効果拡大型の実効を得ることができます。
補足
社員研修は有名講師だから効果があるとは限りません。要は自社の実態に相応しい講師(コンサルタント)と長期に付き合うつもりで企画・運営する事が成功のポイントになります。
一方、受け手の問題として上げておきたいのは現場社員のみが研修を受けて、その上司や幹部は研修の内容は全くあずかり知らないといった場合です。この場合、現場社員が研修で受けた事柄を実施に移しても上司からの評価対象になり難いといった事が起きてしまい研修効果が持続しなくなります。
要するに「やって見せ、教えてやって、やらせて見せて、ほめてらねば人は動かず」の「ほめる」が無いと教育効果の持続は難しいということでもあります。
社員研修は現場と経営・管理が同時に受講する工夫も必要です。弊社の場合は立場的にも一緒には参加し難くかつ業務的にお忙しいであろう経営幹部の方々に対して研修状況を録画し、お渡しするようにしています。
こうすることで双方に研修に関する共通認識が生まれ研修効果は長期にわたって実効を上げることになります。
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この回答の相談
社員研修後、数日はモチベーションがアップするのですが、数週間すると元の状態に戻ってしまうように思います。研修の効果を持続する方法はありますか?
※この質問は、ユーザーの方から事前にいただいたものを、専門家プロファイル が編集して掲載しています。
All About ProFileさん
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