対象:マッサージ・手技療法
五十肩について
秋次様 おはようございます。
私の経験から解る範囲で答えさせて頂きます。
五十肩は専門的には肩関節周囲炎といいます。文字どおり、肩の関節の周囲に炎症が生じることが、痛みや運動障害といった症状につながります。(英語ではfrozen shoulder と呼ぶこともあるそうです : 肩が固まるの意)
年を取るとともに、肩関節の周囲の組織も老化し、滑らかに動くはずの関節部分に摩擦が生じて、炎症を起こします。そして、夜間寝ようとしたり、朝起きたときに痛みが強くなるのが特徴的です。
最も炎症を起こしやすい部分は、肩の関節を取り巻いている筋肉、腱といった軟部組織です。
私の専門としている、針、灸治療ではこの肩周囲の筋、腱のつぼに直接治療したり、痛みが強い場合は、経絡上の遠隔部に治療点を求め、痛みを緩和させてから運動療法を行い、徐々に運動範囲を広げていきます。私の経験では、特に温灸が効果が出ています。
いずれにせよ、早い段階での治療をお勧めいたします。長い間動かさないでいると痛みも悪化して、まったく肩が動かなくなったしまう場合もあります。
ご参考になれば幸いです。
また、ご質問がありましたらお寄せ下さい。
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この回答の相談
こんにちは。
76になる家内が最近整形外科にて「50肩」と診断されました。現在は電気と湿布による治療を行っております。
しかし痛みは中々取れていないようです。
手技療法での治療における方法とどのような効果が見込めるか、教えてください。
どうぞよろしくお願いいます。
秋次さん (東京都/81歳/男性)
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