対象:エクステリア・外構
深澤 熙之
建築プロデューサー
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玄関は日常生活では常に使う場所です。
玄関は人の出入りが一番多く、外から見て一番目に行く場所です。
玄関ドアは家の顔です。そして、アプローチや門は家・敷地を含め全体の顔という部分です。
ひとつのポイントは門扉を広くする事において、雰囲気が優雅にまたエレガントに見せる要因のひとつであり、バリアフリー的にも広いに越した事はありません。
門扉のデザインひとつで雰囲気がかなり変わってきます。
次に、階段ですが6段で急であるという事は健常者でも重い荷物を持って駆け降りをすると毎日の事ですから、足腰に負担がかかってきます。
バリアフリーに作り変える場合、玄関までの距離が約3メートルあるという事ですのでその部分だけで考えれば余裕がありそうなのですが、
現在の道路と門扉の距離関係、その門扉と駐車スペースの距離と広さそう言ったところの全体のバランスを考えて、玄関アプローチから道路、または駐車スペースに於いての車の乗り降りのスペースが十分にとれるスペースがあるかどうかというところも重要なポイントとしてご判断をされたら宜しいかと思います。
私の母も亡くなる前は入退院を繰り返す、車椅子生活という生活で、お花を観察する事が唯一の楽しみという、約5年の年月を暮らしたのですが、本人も大変でしたが、世話するほうも大変でした。
スロープができるスペースがあってもコンクリートの打ちっぱなしの状態でなく、滑り止めになるような事も考えておかれたら良いかと思います。洒落たレンガを使用して滑り止めにも効果的な感じに・・・というような感じで。
また、スロープにできないスペースであれば、極力階段数を多くして、できれば途中休憩ができるようなスペースがあると理想的です。
補足
そのような感じになるように玄関の前のアプローチを十分な広さを設け、それから、門扉と道路の高さを考え、階段にするにしたら、十分にスペースをとった、緩やかな階段、またはスロープにする場合でも途中、休憩スペースをとれるようにする事も一つのポイントです。
そして、途中危険防止も含めて、花壇を作られ、目の保養にお花を植えられたり、また、手すりなども設置される事です。
また、玄関からアプローチ、門扉、道路面と明るく照らせる灯りを設ける事も大事なポイントです。
大事な事は住宅が万一火事になった場合、車椅子の方が一人でも逃げやすいように設計する事です。
実際に、車椅子に乗った目線で、心が豊かになるような草花などが目に入るような花壇や外塀のデザインを考えられたら良いかと思います。
素敵な、玄関アプローチになりますように・・・。
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この回答の相談
高齢の父母でも安全に使えるように、アプローチをバリアフリーに作り変えたいと思っています。今は、道路に面した入り口から、やや急なコンクリートの階段を6段ほど上がったところに鉄の… [続きを読む]
All About ProFileさん
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