対象:民事家事・生活トラブル
回答数: 1件
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羽柴 駿
弁護士
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後遺症の有無
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まだ小さい女の子なのに、お気の毒です。あまり大きな後遺症が残らないと良いのですが。
ところで、損害賠償については、当然のことながら相手方(店側)に過失など何らかの責任原因がある場合と、そうでない場合とで判断が異なります。相手方に責任があるとした場合、後遺症の有無や程度で金額や時期が大きく異なります。
まず、後遺症が無いことがはっきりした場合は、その段階で慰謝料などの金額を交渉し、まとまれば示談して終わります。
指が動かないなどの後遺症がある場合は、まず後遺症がどの程度かを確定する必要があります。治療が終わり、これ以上は改善しないという医師の判断(後遺障害診断)が出たところで、示談の交渉に入ることになります。後遺症の部位や程度次第で生涯の労働能力に影響があることが分かれば、逸失利益も含めた損害額になります。
かなり先に形成手術をするような場合は、とりあえず分かる範囲での損害額を算定し、将来の形成手術後にそれ以外の損害が認められる場合は別途交渉することを明記した上で、いったん示談する方法もあります。
もちろん、示談交渉がまとまらない場合は訴訟に持ち込むことも考えられます。いずれにせよ、本人の一生に関わりかねない重大な問題ですから、専門家(弁護士)に相談することをお勧めします。
評価・お礼
ずー さん
わかりやすくご指導いただき、ありがとうございました。自分の中で漠然と考えていた内容を、すっきりとまとめていただいた気持ちです。
店側は、椅子はもともと壊れていたみたいだと認めました。スムーズに治療、交渉がすすむようがんばります。
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