対象:住宅設計・構造
森岡 篤
建築家
-
動線、遮音+視線の分離
Poraさんはじめまして。
パルティータ建築工房の森岡です。
プライバシーを重視し、ご家族の負担を減らすためには、生活エリアとカフェエリアを分離し、お互いの存在を感じさせないことが必要です。
物理的には1階-2階の関係でも、どちらの内部からもお互いが別の建物のように感じさせられたら成功です。
**動線分離
他の方のおっしゃるように、動線分離はとても重要で、入口からきっちり分離します。
**遮音
「音」の伝わり方は2種類あります。
声やオーディオの音等が空気を伝わって聞こえる「空気伝搬音」と、2階で物を落としたり歩く音が、1階にコツコツとかズシンと聞こえる「直接伝搬音」です。
空気伝搬音は、1階、2階各々に影響し、2階の生活音は1階に直接伝搬音として伝わります。
遮音が難しいのは直接伝搬音なのですが、カフェから生活エリアへの空気伝搬音の遮音を最も重視すべきでしょう。
1階-2階を遮音することはなかなか難しく(特に木造)、設計上配慮が必要です。
**視線分離
視線の分離も重要です。
生活エリアが、1階カフェエリアから見えたり、2階から1階が見えてしまわないよう、2階のカフェ側の窓の大きさや位置を配慮します。
生活エリアが2階ということで、2階に庭としての広いバルコニーを、カフェから見えない位置につくれると良いですね。
参考にしていただけましたでしょうか
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
はじめまして。
現在古い一軒家に住んでおりますが、建て替えを機に1階でカフェを開きたいと思っています。
店舗を併設することで、やむを得ませんが居住空間が狭くなることとプライバシーを… [続きを読む]
Poraさん (神奈川県/39歳/女性)
このQ&Aの回答
このQ&Aに類似したQ&A